友だちが困っているとなれば、すぐに助けたいと思う。助けるためには特別な努力や思いやり、または犠牲が必要だろうが、友だちのためなら喜んで力を尽くす。実際には、相手が言い出す前に困っていることを察して、力を貸そうとすることさえある。
日常生活の普通の付き合いにおいても、こうした友情のしるしをほんの少しでも示せば、周囲の人々ともっとうまくいくに違いない。自然で穏やかで思いやりがあって世話好き、そして、相手によって態度を変えたりしないなどというのが、幸福になるための優しい秘訣である。これはまた、人生で成功するための秘訣でもある。
この秘訣は特に新しいものではない。キリストの言葉を日常生活にあてはめただけである。
「他人からしてほしいと思うことを、あなたたちも他人に行いなさい」(マタイ7:12)