2021年04月04日の教会の祝祭日

復活の主日(復活の聖なる徹夜祭)

 「『復活』は復活の主日の朝に起こったことを、四つの福音書すべて語っています。そこから教会は「古来の伝統に基づき、今夜は神のために守る徹夜とされています。福音に勧められているように、信者は明かりを灯して主の帰りを待つ。こうして、主の帰られる時、目をさましているのを見出され、主とともに食卓につくよう招かれるのである」(ミサ典礼書P.240)。それが復活徹夜祭となっていったのです。聖アウグスチヌスは、「あらゆる徹夜の母(すべての徹夜の中でもっとも荘厳である)」と呼び、もっとも意義ある徹夜として、主の復活を目覚めて祈りながら待つようにとすすめています。「あなた方は、集まって眠ってはいけない。あなた方は、一晩中祈りと涙で徹夜を守りなさい」と。またこの復活徹夜祭の中で、キリスト教入信式(洗礼、堅信、聖体)が行われていたことが2世紀頃の書物から伝えられています。

 「キリスト教の最大の祭儀は、クリスマスではなく、復活祭であり復活徹夜祭は、典礼の上からも頂点であって、4部に構成されています。・第1部『光の祭儀』は、復活したキリストを光に象(かたど)り、復活ろうそくを中心に行われる。・ 第2部『ことばの祭儀』は、聖書朗読によってキリストの救いの業(わざ)を中心に救いの歴史を記念することばの典礼。・第3部『洗礼の典礼』は、キリストの救いにあずからせる新しい教会のメンバーのため。・第4部『感謝の典礼』は、主が死と復活を通して私たちのために準備された食卓に招かれる」(ミサ典礼書P.240)。

 「主の復活の日」の取り決め;初めの頃、ユダヤ人の伝統に習って、週の何曜日であっても春の満月の日に祝っていました。しかし後に教会は、キリストの復活を優先して考え、春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日を「ご復活の日」と定めました(325年ニケア公会議)。その訳で毎年、復活祭の日は、異なることで「移動祝祭日」なのです。

 この日キリスト信者は、イエス・キリストのご復活の祝いをとおして、教会共同体は新しく洗礼を受けた人たちと共に、キリストの復活にあずかり、今年もまた新たにされることを互いに祝うのです。

 

イースターエッグ&イースターバニー

 ご復活といえば、よく耳にする「イースター(Easter)」という言葉です。この言葉は、英語で復活祭のことを言います。東方教会(ギリシャ正教、白系ロシア教会等)では、「イースター」よりもむしろ「パスカ(Πάσχα)」とか「パスハ(paschaイエスの活動した地方のアラム語)」と呼ばれる方が好まれています。

 復活祭は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年毎に日付が変動する祝日です。また東方教会と西方教会(カトリック、他プロテスタント)の復活祭は、年によって祝日が異なります。

 さて復活祭には、必ず子供たちのお楽しみである色のついた卵(イースター・エッグ)が配られます。イースター・エッグとは、卵から殻をやぶって雛が生まれることから復活を表しています。その新しい命をもつ卵を復活のシンボルとして、必ず復活の日に配られるようになりました。イースターを祝う国によっては、卵がとても美しいカラフルな色で装飾されます。

 またウサギ(イースターバニー・野うさぎHare)は、その目が月を思い起こさせ、月は欠けて見えなくなっても、また新月から三日月、そして満月となることから復活を表すものとして、キリストの復活のシンボルとなりました。

ラビットイメージ

 そしてまた、子供たちに贈るこんなお話もあります。あるイースターの日に、教会学校のリーダーたちは、前もって教会の裏の森の中に色をつけた卵をたくさん隠しておきました。教会学校のお話が終わったあと、リーダーたちは森の中に隠した卵を探してくださいと、子供たちに言いました。ところが、普通の卵とは違った綺麗な色の付いた卵を見つけた子供たちは、「一体、この卵はなんだろう」と不思議に思っていました。ちょうどその時、子供たちは卵を見つけた草むらから飛び出てきたウサギを見たのです。そこで子供たちは、ウサギがこんなに綺麗な卵を生んだと大喜びしたそうです。それから「イースターうさぎ(Easter Hare)」が、イースター・エッグを産んだと伝えられるようになったそうです。