生前ハヤット神父が書いたお話「太陽のほほえみ」(英語と日本語)を、
2015年5月掲載分から2021年3月掲載分まで保存しています。どうぞご覧ください。

先日、私は、郵送されてきた大きい角封筒を受け取った。しかし私の誕生日でも病気見舞いのカードでもない。特別なカードを受けとるような祝日も思い当らないが、と思って封を切ると、美しいバラの花が3本描いてあるカードが入っていた。バラの上の方に「今日、あなたのことを思いつつ」と記されていて、中には次のようなことばがあった。
「あなたは、私が知っている本当によい人たちの一人です。このカードは1日だけのためではありません。あなたのことを考えると気分がよくなる人間が、あなたに毎日あいさつを送り、楽しい日々を過ごされるよう、願っていることがわかっていただければ幸いです」
最後に、私がずっと以前に会ったある老人の名前が書かれていた。カードは親しさを現わすだけのものであったが、親しさがもたらす快さを私は感じた。バラは友情のシンボルとして、全くふさわしいものである。花は美しく、友情も美しい。どちらも人生に楽しさと幸せを添える役目をする。
現代では、便利な物がたくさんあり、非常に重宝がられている。これらは、あって悪いものではないが、大事にしすぎると人間までも機械のように扱う危険がある。人とのつながりを、自分の利益のためだけしか考えないことにもなりかねない。
花や木は機械のように実用的ではない。しかし、自然の美しさがなければ世界は潤いのない所となるだろう。友だちを利用することばかり考えて、真実の友情の灯を消してしまう人の一生も、これと同じである。