生前ハヤット神父が書いたお話「太陽のほほえみ」(英語と日本語)を、
2015年5月掲載分から2021年3月掲載分まで保存しています。どうぞご覧ください。

ハヤット神父
ハヤット神父

 

神から与えられた才能を人のために

Smile of the Sun - 太陽のほほえみイメージ

才能というのは不思議なものである。私達は皆それぞれ異なった才能をもっている。しかし、なぜある人は上手に歌が歌えるのに、ある人は全く調子はずれにしか歌えなかったりするのであろう。ある青年はスポーツの万能選手で通り、ある青年は全然スポーツが苦手であったりするのであろう。また、ある人は学問や研究に非常な能力をあらわすのはどうしてだろう。

はっきりした説明や答えはできないが、才能について誰でも知っていることがいくつかある。それは才能は授かりものであって、本人が作り出した所有物ではないということである。と同時に、才能は各個人の努力次第で伸ばされ、また、完成されるものだということである。

ところが残念なことには、ある人は自分の才能を自慢のタネにし、自分の利益のためだけに利用したり、又ある人は、折角の才能を伸ばす努力をしない。いずれの場合も根本的な間違いは一つである。つまり才能が授かりものであり、周囲の人々の幸せのために役立てるようにと与えられていることを忘れているのである。

世間的に大きく注目を集める種類の才能は持たなくても、私たちはだれでも、他人の幸福のために役立てることのできる何らかの長所を必ず持っている。ある人が周囲の人の心を柔らげ信頼と満足を感じさせるように。

与えられた才能が何であれその才能を自覚し、伸ばし、そして世の人々の幸福のために充分それを利用することは、私たちみんなが心がけねばならないことである。