このコーナーでは、カトリック信仰への大切な道標を月一回掲載していきます。
(カトリック教育施設の写真も毎回掲載します)

 

2021年05月の善き牧者の学校
(京都)洛星中学・高等学校 聖堂

カトリック教会の大切な宝 七つの秘跡

キリストの愛のしるしである目に見える証(秘跡) (第一回)

カトリック教会には、イエス・キリストの"愛のしるし"を目に見える形として表したものに「七つの秘跡」があります。この七つの秘跡(洗礼、堅信、聖体、ゆるし、病者の塗油、結婚、叙階)は、キリスト信者に豊かな恵みを与えるイエス・キリストからの愛の賜物です。秘跡は教会の信仰の表現として、福音と同じ内容を持ち、喜びと希望の「よいたより」の実現なのです。全ての秘跡は、キリストの制定による秘跡であり、秘跡に授かる者には"恵みと癒し"が与えられます。

 

【入信の秘跡】①洗礼の秘跡・②堅信の秘跡・③聖体の秘跡
 入信は、キリスト信者になる過程です。「Initiation」と呼ばれます。三つの秘跡、即ち「洗礼、堅信、聖体(感謝の祭儀)」によって、この過程が行われます。この過程は本来一つであり、キリストの奥義に与る最初の秘跡的な歩みです。それによって信じる人は神の子らとなり、キリストの死と復活に参加し、聖霊の賜物を戴いて、信じる人の共同体に加わるのです。

  1. 洗礼の秘跡;洗礼はイエス・キリストの名によって行われる、一回限りの三位一体の洗礼です。諸秘跡の門であり、少なくとも望むことが救いのために必要です。この恵みは自動的ではなく、授かる者の回心と信仰が必要です。また幼児の場合は、共同体の信仰の内に行われます。したがって、幼児の両親の信仰を前提条件としています。洗礼は、人類の救いへの第一です。したがって、キリスト信者は、神の国を宣べ伝える務めを言葉と行いにおいて実践することが望まれます。
  2. 堅信の秘跡;聖霊の賜物の秘跡であり、これを受けて教会に一層完全に結ばれます。この秘跡は、受洗者を強め言葉と行いによってキリストの証人となり信仰を広め、かつ擁護します。神の霊はすべての生命の源であり、使命を果たすための原動力であるからです。それはイエスが聖霊によって生まれ、聖霊の命を約束するからです。復活されたイエスの賜物は、聖霊であり、霊によって生きる道を示しています。堅信は授かった者に、宣教するための目に見えない力と勇気が与えられます。
  3. 聖体の秘跡;この秘跡のうちにイエス・キリストご自身が現存し、捧げられ、食されます。教会は、この秘跡によって絶えず生きかつ成長しています。他の諸秘跡ならびに教会の使徒職のすべての業は、至聖なる聖体と緊密に結ばれ、かつこれに秩序づけられています。キリスト信者は、聖体に対して最大の敬意を払い、この祭儀に積極的に参加し、深い敬虔をもってこの秘跡をしばしば拝領し、至上の礼拝をもってこれを崇敬しなければなりません。なぜならキリスト信者がこの秘跡の中で授かる聖体は、キリストの御自身であり、キリストがその人のうちに働かれるからです。キリスト信者は積極的にこの秘跡に与るよう努めます。

心のともしび運動
松村信也