(京都)洛星中学・高等学校 聖堂
カトリック教会には、イエス・キリストの"愛のしるし"を目に見える形として表したものに「七つの秘跡」があります。この七つの秘跡(洗礼、堅信、聖体、ゆるし、病者の塗油、結婚、叙階)は、キリスト信者に豊かな恵みを与えるイエス・キリストからの愛の賜物です。秘跡は教会の信仰の表現として、福音と同じ内容を持ち、喜びと希望の「よいたより」の実現なのです。全ての秘跡は、キリストの制定による秘跡であり、秘跡に授かる者には"恵みと癒し"が与えられます。
【入信の秘跡】①洗礼の秘跡・②堅信の秘跡・③聖体の秘跡
入信は、キリスト信者になる過程です。「Initiation」と呼ばれます。三つの秘跡、即ち「洗礼、堅信、聖体(感謝の祭儀)」によって、この過程が行われます。この過程は本来一つであり、キリストの奥義に与る最初の秘跡的な歩みです。それによって信じる人は神の子らとなり、キリストの死と復活に参加し、聖霊の賜物を戴いて、信じる人の共同体に加わるのです。
心のともしび運動
松村信也