今週の聖書の言葉

5月24日 聖霊降臨の主日 ヨハネ20・19-23

 その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」

祈りへの招き

祈りへの招き

 今日の朗読箇所の直前には、マグダラのマリアが墓を見に来てイエスのお体が墓のなかにないことに呆然としているところが描かれています。そんな彼女にイエスが語り掛けられます。イエスは彼女に天に昇って父のもとへいくと弟子たちに伝えるように告げられます。ところが、弟子たちは、彼女の「わたしは主をみました」という言葉を聞いても部屋の中に閉じこもっていて外へ出ていこうとはしませんでした。

 そこへイエスが現れます。まるで今まで何事もなかったかのように弟子たちに声をかけて十字架刑で受けた傷痕を示されます。この時、「弟子たちは、主を見て喜んだ」、としか記されていません。マグダラのマリアが感極まってイエスの膝にしがみついたのとは対照的です。自分たちが見ているものが信じられなくて呆然としている弟子たちの様子が伝わってきます。

 その様子をご覧になったイエスは、弟子たちを聖霊の力で満たすために息を吹きかけられます。この場面で、御父が人を創造されるときに「鼻に命の息を吹き入れられた(創世記2・7)」ことを思い出します。復活されたイエスが弟子たちに新たな命と役割をお与えになったと実感できる場面です。わたしたちも聖霊の息吹によって与えられた命と役割を思い起こすことができるよう、祈りましょう。

参考:(第一朗読:使徒言行録2・1-11)・(第二朗読:1コリント12・3b-7、12-13)