(長崎)純心中学 純心女子高等学校
校舎と御聖堂
今回「カトリック教会の教え」(新要理書:カトリック中央協議会出版)から "第一部キリスト者の信仰(岩島忠彦師執筆)"を要約させて頂き、お伝えしようと考えました。
しかし、事前に許可申請のため本書の要約を掲載しても良いかどうか確認したところ、本書に関して"要約"は、出来ないことを知りました。したがって、「カトリックの教え」(新要理書)を詳しく知りたい方は、ご購入されるか図書館にてお借りして読まれる事をお薦めします。
また、これを機会に「カトリック教会の教え」のご理解をさらに深めて頂かれる事を願います。
本書は、第二バチカン公会議前にありました"カトリックの公教要理"と同じものではありません。
1994年「カトリック教会のカテキズム」が出版され、2002年同書日本語訳出版。これを基本として日本の司教団は、各分野の専門家によって日本の実情に即したカトリック教会のカテキズムの日本版「カトリック教会の教え」が2010年に出版されました。どのような内容であるか、すでにお読みになられた方もいらっしゃると思いますが、「善き牧者の学校」閲覧者の方々へ本書の第一章の一部分だけご紹介させて頂きます。
紀元前384年頃、バルカン半島の小さな町で生まれた有名な哲学者アリストテレス(BC384-BC322)は、17歳頃、現在・ギリシアのアテネでプラトンのアカデミアに入り約20年間生徒として学びました。彼の残した言葉に「自分を知ることは、すべての知恵の始まりである」とあります。「カトリック教会の教え」(新要理書)は、アリストテレスの言う「知恵」を探求することでもあります。そこで新要理書は、先ず、"自分を知る"ことから始めています。
(1)人間とは
(2)人生の目的
心のともしび運動 松村信也