メリー・クリスマス!

Smile of the Sun - 太陽のほほえみイメージ

 クリスマスは、世界中のすべての人々にとって、喜びと幸せの時です。それは、神が人類を愛されるがゆえに、世界を変えるほどの力のある希望と愛を伝えようと、その御ひとり子をお遣わしになった時だからです。

 すべての人にとって「人にしてもらいたいと思うことを人にもしなさい。」(ルカ6の31)というキリストのことばは、新たな希望を与えます。もし、だれもがこのことばを実行すれば、世界は必ず平和になるでしょう。

 ベツレヘムの瞬く星の下で、まぐさ桶の中に草をまくらに横たえられたキリストは、人生で大切なものは富や権力ではなく愛であることを人々にお示しになりました。「マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。」(ルカの2の6~7)

 永遠の生命を得るために、私たちは心と精神を尽くし、思いを尽くして神を愛し、そして周囲の人々を自分と同じように愛さなければなりません。(参照マタイ22の36~39)

 クリスマスは、愛する人々に贈り物をする時期でもあります。心をこめた贈物は私たちのその人に対する愛を表します。この愛は、私たち一人ひとりに注がれる神の限りない愛を反映したものなのです。

 キリストの愛のことばは、この世における人生のでこぼこ道を平らにするための大きな助けになります。もし、他人を愛せよというキリストの掟に従うなら、苦しみや悩みの多い人生においても永遠に終わりの無い生命が得られるのです。人々が美しいクリスマスキャロルの音楽や幸せをかみしめるクリスマスには、過ぎ去った日の恨みや苦い思いは忘れましょう。そして、神と人々に対する愛を表す年にするよう心に決めて新しい年を迎えたいものです。