もう８年以上も前になります。思い出深い黙想会に与りました。その時の黙想会を指導して下さった神父様はフランチェスコ神父さまとおっしゃいました。 　黙想会の始まる...

「いつくしむ」とは、かわいがって大事にする、「愛する」ことの代名詞でもあり、聖書では、罪人を包み、癒す愛として示されています。しかし、一口に「愛する」と言って...

以前住んでいた修道院の玄関を入ったところには、レンブラント作「放蕩息子の帰郷」の絵が掲げてあった。 　日頃は気にも留めないその絵が、なぜか疲れて帰ってきた時や...

今年２月、大切な恩師が９０年余りの生涯を終え、旅立たれました。先生は私の良き理解者でした。高校卒業以来、詩と文学の道を志す私を、家族も親戚も心配していましたが...

最近、稲垣栄洋さんの『生き物の死にざま』という本を読みました。 　タコは、海に住む生きものの中では珍しく、子育てをするそうです。タコのオスがメスに求愛し受け入...

６月には、修道院の庭にある泰山木に、親指姫でも入っているかのような白い大きな花が咲きます。別名『み心の花』と呼ばれているようです。その花と芳香が『み心の月』が...

「麻由ちゃんが全身で一所懸命やっている姿を、神様は愛おしくみておられると思うよ」 　私のトークコンサートに初めてきてくれた友人が、こんな感想を話しました。 　...

先日、クロアチア人の友人が催してくれた、オンラインによるロザリオの祈りの集いに参加させてもらいました。その時、その友人が語った、ロザリオに関する思い出は、とて...

「いつくしみ深き　友なるイエスは　罪とがうれいを　とり去りたもう・・・」 　多くの人々によく知られ、愛されている賛美歌の一つ「いつくしみふかき」である。結婚式...

教皇フランシスコは、２０１５年、「いつくしみの特別聖年」を開催されました。 　私は、奉献生活２５周年でローマ巡礼に行かせていただき、「聖年」にしか開かれない聖...

日常の生活の中で、「いつくしみ」という言葉をあまり使わないような気がします。祈りとか聖歌の中ではよく出会い、使う言葉です。 人生の中で体験的にこの言葉と繋がる...