「主はわたしの岩、砦、逃れ場 わたしの神、大岩、 避けどころ わたしの盾、救いの角、砦の塔。」詩編の言葉(18・3)。 旧約時代の人々は神を「私の拠り所...
「主はわたしの岩、砦、逃れ場 わたしの神、大岩、 避けどころ わたしの盾、救いの角、砦の塔。」詩編の言葉(18・3)。 旧約時代の人々は神を「私の拠り所...
この四旬節の季節に、人生を受け止めることについて考えています。 出エジプト記の第3章ではモーセの召命について語られます。今でこそ、モーセと言えば「神の人」、...
神から生かされている身としては、力や強さがあるとしたら、そこからもらっているように感じます。 力は自分からなかなか出てきません。他から注がれているようです。...
大学を卒業する4年生のために、静かに修めると書く「静修会」が開かれ、あるシスターのお話を伺いました。 シスターは、共同体での修道生活を通して学ばれたことに...
聖書の物語は実に深く、多くのことを教えてくれます。ところが、ときにそれは「大きな壁」として私たちの前に立ちはだかります。 放蕩息子の譬え話にしても、学生は登...
若い頃に1年間東南アジアの国に暮らしました。初めての体験で、文化や社会、宗教観などの違いから学ぶことが多くありました。 毎日食事をしていたお家は、両親と子供...
神さまはそっと背中をあと押してくれる。遠藤周作は著作「私にとって神とは」の中でそんな比喩をもって神について説明します。 神がどこか中空に浮いた絶対的な者とし...
ティリーのまなざしは、文字通りヴィクトールを救いだします。 第二次世界大戦中の強制収容所を生き延びた、精神科医ヴィクトール・フランクルは、毎朝労働に駆り出さ...
教皇によるSNSでの発信は、もう新しいものでもありません。メッセージを早く広く有効に伝えたいという意図なのでしょう。 他方で、教職にあって私の切なる願いは、...
「生き残りの者」はイスラエル民族の大きなテーマです。かれらは過酷な現実のなかで自らの運命を神への信仰に委ねて生き抜いた人々です。 イスラエルは時代が移れど、...