「無欲無私」は憧れの境地である。自分の利益を求めようとせず、何事にも執着や欲望を持たないなら、どれほど清々しく、穏やかな心でいられるだろう。 私には無欲にな...
「無欲無私」は憧れの境地である。自分の利益を求めようとせず、何事にも執着や欲望を持たないなら、どれほど清々しく、穏やかな心でいられるだろう。 私には無欲にな...
私が小学生の時、通っていた教会には「土曜学校」という子どものための要理クラスがあった。多くを学んだはずだけれど、記憶はほとんど私の中に溶けてしまって、取り出す...
知人が二人、ほぼ同じ時期に家を建てた。二人ともそれぞれ裕福で、自分たちの住む家は既にある。余分に持っている土地に家を建て、他人に貸して家賃を収入にしたのである...
友人たちで、家族に料理を作る楽しさ大変さを話していた時のことである。或る年長の友人が「皆で同じものを一緒に食べるのが、家族というものよ」と言った。それは確かに...
もう亡くなったが、舅は無口な人だった。舅は一人息子で、彼の母も殆ど口をきかない人だったそうだから、無駄な話をしない暮らしが身体に染み込んでいたのかもしれない。...
クリスマスを祝う習慣は、日本でも、もうすっかり定着したようだ。それでも、クリスマスが善き恵みであることは、まだよくは知られていない。 昨年のクリスマスイヴの...
「主の祈り」には、「わたしたちの日ごとの糧を、今日もお与えください」という一文がある。私も幼い頃から、主の祈りは唱えていたが、子どもというのは無邪気なもので、...
日曜日の公園で、幼い子どもたちがシャボン玉を吹いて遊んでいるのを見た。数えきれない数の虹色の玉が風に乗って飛んで行く。驚いたのは、一人のお父さんがリズミカルな...
日本人女性の宇宙飛行士が、初めてスペースシャトルに搭乗したのは1990年代のことである。宇宙から帰ったその方、向井千秋さんに、小学生がインタビューする短い番組...
「いつくしみ深き 友なるイエスは 罪とがうれいを とり去りたもう・・・」 多くの人々によく知られ、愛されている賛美歌の一つ「いつくしみふかき」である。結婚式...