キリシタン大名としてよく知られる高山右近の殉教の生涯が認められ、この度、福者の位にあげられることになった。殉教者と聞けば、迫害を受けた果てに殺害されるといった、...

名作と呼ばれる小説の多くは、その冒頭の文章で人の心を強く掴むもののようである。例えば、川端康成の「雪国」の冒頭はこのような文で始まっている。「国境の長いトンネル...

日本語は本当に豊かな語彙を持つ言語であると、折にふれ思う。人が亡くなった時も、「死ぬ」という言葉を言い換えて、「永眠する」、「旅立つ」、「儚くなる」などと婉曲に...

１・２・３・４・５・６・７・８・９、この中で最も好きな数字はどれですか？というアンケートを友人たちに答えてもらったことがある。最も人気があったのは１で、理由は「...

クリスマスを祝う習慣は、日本でも、もうすっかり定着したようだ。それでも、クリスマスが善き恵みであることは、まだよくは知られていない。昨年のクリスマスイヴの朝、電...

友好という言葉は、私たちの日常より、国際的な場において、多く使われる言葉のようである。現在、世界には１９６の国があり、国連には１９３カ国が加盟している。国連はこ...

「おおらか」という言葉には、大空の広がりと穏やかさがある。空のように大きく優しい心を持ちたいと思っても、人間にはなかなか難しいことのようだ。或る時、小さな子ども...

仕事とは何か、定義しようとすると、意外に難しい。辞書の上では、仕事とは「する事。しなければならない事」となっている。私たちが住む現実の社会では、「生活するお金を...

季節が春から夏へひらかれ、秋へと熟し、やがて冬となって、静かに澄み渡っていくように、人も生まれ、成長し、老いていく。>老いとは人生の季節の一つであり、老いるとは...

２人３脚という競技は、今でも運動会で行われているようだ。並んだ２人が、隣り合ったお互いの右足と左足を結び、１本の足にして、一緒に走る競技である。２人なら、足は合...