結婚式の引出物を頂いた。引き出物のお菓子はバウムクーヘンである。樹木の年輪を模ったこのお菓子には、2人が人生の年輪を共に重ね、いつまでも幸福でありますようにとの...
結婚式の引出物を頂いた。引き出物のお菓子はバウムクーヘンである。樹木の年輪を模ったこのお菓子には、2人が人生の年輪を共に重ね、いつまでも幸福でありますようにとの...
「まわり道をしても・・」の後に言葉を続けるとしたら、何だろう。「まわり道をしても、夢を叶える」「まわり道をしても、危険な道を行くよりは良い」といった文章が思い浮...
小学生の頃、私は読書が好きで、学校の図書室の気に入った本はあらかた読んでしまい、先生用の資料まで読む始末だった。図書室の奥には先生のための書架があって、指導書等...
昨年のことになるが、ミサにあずかっていた時のこと。壁際の席に、高齢の母娘連れがおられた。御母様のために、娘さんが手話で祈りの言葉を通訳される。御母様からはよく見...
私が洗礼を受けたのは、本当に幼い頃だったので、確かな自覚が芽生えるより先に、もう信者になっていたのだと言ってもよいと思う。両親に連れられて、日曜日の朝には教会に...
職業別の平均寿命を調べると、沢山の職業がある中でも、最も長寿なのは宗教家だそうだ。確かに、キリスト教の聖職者の方も、仏教の僧侶の方も、高齢になられても人々のため...
新しいものには良い香りがある。おろしたてのシャツ、新鮮な野菜や茸。新学期に配られる教科書を開くと、良い香りがして、胸がワクワクしたことを思い出す。こんな気持にな...
暦の上では待降節、御降誕を待つ季節が始まった。気がつけば、私たちの日常は、数えきれないほどの「待つ」ことで出来ている。順番を待ち、返事を待ち、毎朝、電車が来るの...
人の視線は、時には恐いものである。自分に自信がない時、気持が弱っている時など、他人から見られることがつらい。皆が自分を変で嫌な奴だと注目しているように思えてくる...
スコットランド人医師ヘンリー・フォールズは、明治7年に来日し、医療だけでなく、キリスト教の布教にも心を尽くした。そしてまた、書類に拇印を押す日本人の習慣に驚き、...