大腸ガンの手術をしてからおよそ2年が経った。先日もCT検査、血液検査、便潜血検査を受け、異常なしであった。病院からの帰り道、スキップしたいほどの嬉しさであった。...
大腸ガンの手術をしてからおよそ2年が経った。先日もCT検査、血液検査、便潜血検査を受け、異常なしであった。病院からの帰り道、スキップしたいほどの嬉しさであった。...
老いてなお、自分の周りに人が集まってくるには、語るべきもの、見せるべきもの、教えるべきものを持っているかどうかだとは、よくいわれることである。私を例にとると、コ...
私の父母は末っ子で、私も末の方に生まれたので、祖父母の味を知らずに成長した。23歳で結婚し、夫の家族と同居した時、80歳の祖母がいて、亡くなるまでの2年半、一緒...
ずっと以前に『心は見えるんよ』という本を刊行した。内容は、マッサージ師の老女性と知的障害のある若い女性との同居生活を描いたものである。私は原稿書きが仕事なのでよ...
私が今、ここに生きていて、毎日、感謝のうちに暮らせるのは、長崎県五島福江新栄町のあの家があったからだ。今から53年前に福江大火で類焼し、影も形もないが、私の心の...
この話を聞いて30年余りも経つのに、何かあると思い出す話である。今回「心を開く」というテーマを与えられて、はてと思った時、この話が鮮やかによみがえった。そこは日...
新しいいのちという言葉を与えられて、まっ先に思い浮かぶのが、イタリアの生んだ聖女リタの姿である。彼女は結婚し、子どもにも恵まれたが、夫が死去し、その後、意を決し...
極限時に於ける愛の実践の代表者はイエズスさまであるし、あとコルベ神父さまが続く。他人のために命を投げ出すなど、凡人の私にはとうてい出来そうにない。私が最近よく思...
私はローマ法王のことをパパさまとお呼びしているが、フランシスコパパさまには、そのお顔、お姿、言動に、いつくしみの心があらわれている。パパさまになられた時、ふるさ...
勇気という二文字を私の手もとの国語辞典で調べると「ものおじせずに立ち向かう気力」とある。インドに於けるマザー・テレサ、ハイチに於けるシスター須藤昭子さん、・・・...