三つ子の魂百までとはよくいわれることであるが、子どもの頃、五島で教えを受けた松下神父さまの言葉がずっと私を支えてくれている。それは、「心は地球を包めるくらい大き...
三つ子の魂百までとはよくいわれることであるが、子どもの頃、五島で教えを受けた松下神父さまの言葉がずっと私を支えてくれている。それは、「心は地球を包めるくらい大き...
私は外見が華やかに見えるそうで、そういう先入観で見られがちであるが、よくよくつき合うと、そうではなく、逆に古風な面が多いので驚く人は多い。そうなのである。私は五...
姑が入院していた16、7年前、私は50代の初めで今の何倍もの忙しい生活をしていた。が、ほとんど毎日、夕方には姑の食事介助に通っていた。一番効率の良い道順で行けば...
「人生」という言葉もその意味もまだ知らない幼少の頃、私たちきょうだいは、今から思うと、毎夜、人生讃歌を子守唄代わりに育った。五島列島の津々浦々から集まったおじさ...
イエズスさまは神さまの御子さまだから、身体の完全な復活をなさった。しかし、私たち人間にはそれは不可能である。いつか神様によって復活できることを信じているが。なら...
私は母の胎内にいる頃からのカトリック信者である。生まれるとすぐに親の意志により幼児洗礼を受けさせられた。自分自身の意志でキリスト教を選択したのではなかった。幼少...
私は五島列島で育ったせいか、歩くことはいとわない。子どもの頃、どこへ行くにもたいてい歩いていた。現在、私は大阪の市内で暮らしているが、我家には車はなく、自転車に...
五島の母は子どもに好かれる人であった。我子5人、孫4人を育て、人の子を預かってはよく世話をしていた。どの子も母になつくので「チノさんは子どんに魔法ばかけとっとじ...
ふるさと五島列島を出る前に、父母から、「もう、父ちゃんと母ちゃんが教えらるっことはあらかた教えたけん、あとはさ、世間の人どんに育ててもらえよ。会社に入ったら、あ...
私の少女時代、五島福江教会の松下神父さまによくいわれたことは、「線の上に心を置くように。線とは、神さまと人間界との境界線。線の上に心を置く修養をしていると、線の...