今日の心の糧イメージ
先取りする

私が8歳の時、母の従妹の子が10歳で亡くなった。その子はミサの侍者もするような、すぐれた男の子であった。おばさんの嘆きは大きく、毎日、泣き明かして暮らしていた。...

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繰り返し

何事もない時には、退屈だの、少しは刺激が欲しいなどと勝手なことを思ったりする。しかし、自然災害、事故や事件、大病などに見舞われると、何事もなかった平凡な繰り返し...

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私たちのお母さん

イタリアの修道院の院長が臨終の時、その顔が急に天使のように輝いて「わたしのお母さん!わたしのお母さん!」と声高らかに言った。そばで祈りをささげていた聴罪司祭が「...

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いただく命

ふるさとの母は、自分よりうんと年下の人が亡くなったことを知ると、「あらよね、つんだひか(可哀相)、わたしが代わってやりたかったよ」というのが常だった。父は、「チ...

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自分らしく

私は母に似ておしゃべりである。母は世間話の名人といわれるほど、しゃべることが得意な人であった。しかし、おしゃべりではあったが、人の悪口などは一切いわなかった。人...

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旅立ち

私がふるさと五島列島から大阪へ旅立ったのは18歳の春であった。今からもう50年余りも前のことなのに、私はその頃のことをよく覚えている。私が旅立つ3日ほど前に、血...

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クリスマスに学ぶ

ヨゼフさまは一体いつ頃から、ご懐妊されたマリアさまのお腹の赤ちゃんが神さまの御子だと自覚されたのだろうかと考えてみることがある。マタイの1章20節に「妻マリアを...

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友好

私がまだ五島にいた高校時代、世界史を学んだ。驚いたことは争いの多いこと。14世紀から15世紀にかけてのイギリスとフランスの長い争いは100年戦争と呼ばれた。イギ...

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おおらかに

大腸ガンの手術をしてからおよそ2年が経った。先日もCT検査、血液検査、便潜血検査を受け、異常なしであった。病院からの帰り道、スキップしたいほどの嬉しさであった。...

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老いてなお・・・

老いてなお、自分の周りに人が集まってくるには、語るべきもの、見せるべきもの、教えるべきものを持っているかどうかだとは、よくいわれることである。私を例にとると、コ...

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