人は生まれてあの世へ旅立つまでに、一体どれくらいの人と関わりをもって生きるのであろうか。まず父母、産婆さん、神父さま、教え方さま、血縁の者たち、隣近所の人たち、...
人は生まれてあの世へ旅立つまでに、一体どれくらいの人と関わりをもって生きるのであろうか。まず父母、産婆さん、神父さま、教え方さま、血縁の者たち、隣近所の人たち、...
幼き日、両親やゆかりの人々に口すっぱく教えられたことは、68歳となっても色あせることなく、ずっと私の心に生きている。まず、心というものは人間の身体の心臓部分だけ...
今からもう40年余り前に、評論家の犬養道子さんが「一杯のスプーン運動」を提唱された。私が結婚し、子どもが生まれた頃の話である。世界の貧しい子どもたちのために、今...
昨年、大腸ガンの手術をするまでは、私のストレス解消法といえば、一にも二にもおしゃべりすることであった。気の合った友人知人としゃべっていると楽しくて時間が経つのも...
私は昨年の夏頃まで比較的平らな人生を歩んで来られたと感謝をこめて思う。健康にも恵まれ、家族にも恵まれ、仕事にも恵まれ、友人にも恵まれて来た。よく母が「よそである...
私の母はまるで実際に天国やれん獄に行ってきたかのようにしゃべるので、私たち5人のきょうだいは、自分たちも実際に見てきたかのように思いつつ成長した。「天国にはさ、...
私の母はいつも真白の割ぽう着を身につけていた。母の後ろ姿といえば、割ぽう着のひもの結び目が思い出される。 朝から晩遅くまで忙しく働いていて、母がくつろいでいる姿...
この世には様々な栄誉がある。例えば庶民が王妃になったりすると大騒ぎになる。しかし、私はマリアさまに比べたら瑣末なことにすぎないと思う。マリアさまはこの世に於いて...
神さまはいつでもどこでも私たちの心に住まわれているのに、私たちは気付かずに過ごしていることが多い。あとから考えると、あっ、あの時、神さまが呼びかけてくださったの...
三つ子の魂百までとはよくいわれることであるが、子どもの頃、五島で教えを受けた松下神父さまの言葉がずっと私を支えてくれている。それは、「心は地球を包めるくらい大き...