久々に実家に電話をすると母が出て、「昨夜は大変だったのよ」と言いました。80過ぎの父が高熱を出し、救急車を呼んだのでした。 電話の後、職場にいる妻にメールを...
久々に実家に電話をすると母が出て、「昨夜は大変だったのよ」と言いました。80過ぎの父が高熱を出し、救急車を呼んだのでした。 電話の後、職場にいる妻にメールを...
今から13年前、息子の周が誕生してまもなく、医師から遺伝子の検査を勧められました。やがて染色体の写真を私たちに見せて、「息子さんはダウン症です」と告げました。...
神様はどのような方か? と想い巡らせる時、思い出すのは、マタイによる福音書18章の「迷える子羊」の喩え話です。 イエスは次のように語ります。 「ある人が羊...
私たちの日々には、時にかけがえのない出会いがあるように、芸術作品や書物にも一期一会の出会いがあると感じます。 私は年に数回、美術館に足を運びます。館内すべて...
私の心の中にはどうしても怠け者の私がいるようで、昨年はダウン症をもつ息子の子育てが、つい妻任せになってしまうことが多くなっていました。 私は詩人で、毎日出勤...
昨年は物価が高騰するなど、私の家庭は経済的に厳しい1年でした。私には執筆などを主とした収入しかないため、妻にも長年苦労をかけていますが、特に困窮した年でした。...
私の小学校の卒業式では、「道」という歌を皆で歌い、感動的だったことが思い出されます。当時は子どもなりに、〈道はこれからも続いてゆく〉と思ったものでした。長い年...
私は月に1回、聖書の読書会を行っています。2名の参加者のうち一人は若い作家です。彼は純粋な感性をもつゆえに、時々、元気がない時がありました。とくに昨年の秋は彼...
作家・遠藤周作の読者の集いで20年以上前に出会った先輩Kさんと聖書の読書会を始めてから1年半が過ぎました。 同居するお母様が病気で長期入院して以来、彼は一人...
私には、富山県で暮らす姉がいます。二人の子どもに恵まれ、姪は現在大学3年生、都内に住んでおり、甥は地元の中学3年生です。二人が赤ん坊だった頃を思い出すと、〈時...