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心おだやかに

服部 剛

今日の心の糧イメージ

 最近私が心掛けていることは、ネガティブな心理状態になった時、いかにポジティブな気持ちへと変換できるか?ということです。

 イエス・キリストは十字架にかけられ、息絶えてから三日後に復活し、信じる人々の心の中に永遠に生きる存在になりました。-(マイナス)と思う出来事の中に+(プラス)の種を見出してゆくことは、キリスト教の信仰の秘儀であると言えるでしょう。そうは言っても、いざ思いがけない出来事にあうと-を+に変換することは容易ではありません。

 先日、30年近く親しくする友人からメールが届きました。その内容は最近の不規則な私の暮らしぶりを不安に思ったのか、私に苦言を呈するメッセージでした。心配してくれる気持ちはありがたいのですが、心の中に、〈なぜ直接ではなくメールで伝えるのだろう?〉という疑問が残りました。確かに、今の生活習慣にいくらかの課題があることは図星でありながらも、彼の厳しい伝え方を含め、その助言をなかなか素直に受け入れる気持ちにはなれませんでした。

 それから2週間の間、彼のメッセージが頭の片隅から離れなかったのですが、日に日に〈私のことを本当に心配してくれているのだ......〉と気付き始めたのです。

 友人も忙しく、すぐには会えないだろうと考えて、早めにメールで伝えたかったのかもしれません。彼のメールの文面だけを受け取れば、それは単なる仲たがいのきっかけになってしまったでしょう。

 ですが、心穏やかに思いを巡らせ、その出来事の裏側にある神様からのメッセージを受け取り、今、私は生活習慣を改善し始めています。目には見えないイエス様と共に、一歩ずつ実践します。いつか友人の助言に心から感謝する日を、願いながら。