あと一歩、前へと踏み出す勇気が出ない。不安が一杯で思わず引きこもらずにはいられない。恐れに取りつかれて、後ずさりしかできない。先の希望が全く見えてこない。 　...

温暖化の影響か、世界の様々な場所で自然災害が発生し、物質的、経済的そして精神的な助けを必要としている方々のニュースをよく目にするようになりました。骨身を惜しま...

私がスマートフォンを使うときは、画面読み上げ機能の声を頼りに操作します。この機能のおかげで、通販の買い物注文から公共料金の確認まで、いままで目の見える方にお願...

私たちは「人」という漢字の形のように、ともに支え合いながら人生を歩んでいます。誰かが困っている時に手を差し伸べて助けたり、また反対に誰かに助けていただきながら...

「手助け」という言葉に触れると、温かい気持ちになる。誰かが助けを必要とした時には、気づいた者が「手」を添え力を貸すという、人の善性を表した言葉だからだ。「救助...

飛行機の乗り継ぎの際に、せわしなくコーヒーをもとめて並んでいたときのことです。前の人が振り向いて、私に何を注文するのかと丁寧に尋ねてきます。１、２秒して、あな...

宮沢賢治の詩「雨にも負けず」に、次のような一節があります。「東に病気の子供あれば／行って看病してやり／西に疲れた母あれば／行ってその稲の束を負い／南に死にそう...

先日、７５歳以上のシスターたちのためのワークショップがありました。そこで、先輩たちが気づかせていただいたのが、自分たちが「愛を引き出す存在」である　ということ...

久々に実家に電話をすると母が出て、「昨夜は大変だったのよ」と言いました。８０過ぎの父が高熱を出し、救急車を呼んだのでした。 　電話の後、職場にいる妻にメールを...

以前、大阪の大手デパートの中にキリスト教書店がありました。勤め先からの帰りに、そこへ立ち寄ることをわたしはとても楽しみにしていました。 　ある日、商品を選んで...