最近の世の中で、特に日本の将来に関わると言われているのが 人口の減少傾向が著しいことです。
一方で団塊の世代と言われる戦後2、3年の間に誕生した世代が今年全て後期高齢者の仲間入りをしました。
来年は戦後80年を迎えるわけですから当然のことです。ところが団塊ジュニアといわれる50代の人あたりから未婚のまま仕事が生きがいで自立した人生を送りたいと思う人が増えました。
結婚しても晩婚化の影響で出生率は低いのですが、幸い0歳児から大切に預かってくれる施設もあり、子育ての選択肢は増えています。
一方、せっかく授かった子供を虐待行為で死に至らせる親があるのは、どんな事情があるにせよ悲しいことです。
私の住む鎌倉市は、これまで長きにわたって高齢化率が高い街でした。人生の最後は鎌倉でと、退職後の流入者が多く人口減少は緩やかでした。それがこの数年、市政の方針がスマートシティを目指すとしてIT企業を積極的に誘致した結果、若い世代の移住者が増加、モノレールが通る新しい地域に人口は増加し、子供も増えています。
JR鎌倉駅周辺の昔ながらの地域では町内会が機能し、放課後の子供達を町内会館や空き家対策も兼ねて地域に居場所を作り、時間のある高齢者が見守りをしたり子供食堂を開いたりしています。そのかわり、電球の取り換えなどの作業を近所の高校生に頼む、という具合に互いにご近所同士が手助けできる関係を構築しています。
新しい鎌倉地区は防災対策の一斉メール配信の連絡網など機能的です。ただ、それなりの都会的な問題もあると聞きます。
「手助け」とは単純に手伝うことで、根底にあるのは人間同士の信頼です。 主のみ教え、隣人愛に目覚めましょう。