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分かちあう

古川 利雅 神父

今日の心の糧イメージ

 クリスマス、そしてお正月。年の瀬も迫り、今年も残すところあと少しとなりました。この一年を振り返って、出来たこと、出来なかったことが走馬灯のように思い出されて、惜しむ思いもあるでしょうし、新しい年への期待も膨らみつつあるのではないでしょうか。

 この時期は、親しい人と会ったり、普段は中々会うことのない人と出会ったり、それぞれにとって人との交わりの時、出会いの時、豊かな触れ合いの時の様に思います。久しぶりにお会いする方に積もる話をしたり、プレゼントを贈ったり、贈られたり、様々なことがきっとあることでしょう。

 人に何かをプレゼントする時に、私たちは一体どのようにしているでしょうか。自分の持っているものの中からプレゼントをしたり、場合によっては、新しく何かを手に入れてプレゼントすることもあるでしょうね。

 でもプレゼントは物だけではありません。
 何よりも大切なのは「心」ですね。心がこもっていれば、どんな小さなプレゼントでも宝物のようになるのではないでしょうか。様々な贈り物、色々な贈り方がありますので、どれが一番ということは難しい様に思うのですが、大切なもの、かけがえのないものには、どのようなものがあるでしょうか。

 分かち合いには、物を分かち合うだけでなく、心を分かち合うということもあるのではないでしょうか。かけがえのない経験、体験、心のうちなど、自分にとって大切なこと、心に秘めていたことなどを話して分かち合うということもできるでしょうか。

 私たちは何をどのように分かち合うことができるでしょう。大切に心を込めて人と分かち合うことができれば嬉しいですね。

 皆様の上に神様の祝福がいつも豊かにありますように。