私たちは「人」という漢字の形のように、ともに支え合いながら人生を歩んでいます。誰かが困っている時に手を差し伸べて助けたり、また反対に誰かに助けていただきながら。一日を振り返ると、今日も沢山の人々に支えられ助けられた一日だったかも知れませんね。
「助け」という言葉には、「助け」以外にも「手助け」等の表現があり、言葉によって意味の違いがあるようです。「助け」は、その規模の大きさや小ささは感じられないが、「手助け」には「手」があるため、ひとりでお手伝いできることの意味になるようです。
助けにはもちろん大きな助けもありますが、一人一人の小さな心遣いや手助けによって大部分は支えられているのでしょうね。毎日の忙しさの中にあっても、自分だけのことを考えるのでなく、共に生きる他の人の必要に気づいて自分の出来ることを手助けしながら互いに歩むことができれば、思いやりに満ちた愛に満ちた世界になっていくことでしょう。
道で困っている人を案内したり、荷物を運んであげるなど、様々な手助けがありますね。助けが必要な方のために、手を差し伸べることはとても大切なこと。でもその方の成長や、自立を助けること、暖かく見守ることが必要な時には、何でも代わりに手助けすることで、その人の成長や自立を、逆に妨げることになってしまってはいけないでしょう。
その方がどうしても必要な時にすっと手を差し伸べることができる、手助けすることができるという心のゆとり、思いやりも必要になってくるでしょうね。
私たちが、今日出会う人のことを大切に思いやりながら、ともに支え合いながら歩んでゆくことができますように。神様の祝福が今日も豊かにありますように。