生まれ育った五島では、おばあさんのことを「ばっば」と呼んでいて、土地の名前をつけて「さがせのばっば」と呼んでいたおばあさんのことを思い出した。 ばっばは当時...
生まれ育った五島では、おばあさんのことを「ばっば」と呼んでいて、土地の名前をつけて「さがせのばっば」と呼んでいたおばあさんのことを思い出した。 ばっばは当時...
今から30年程前に、五島の老いた母の若き友人、Kさんよりお便りが届いた。その中に「霊的花束」と書かれた一枚の葉書大の紙が入っていた。何だろうと思ってよくよく読...
少女の頃、五島の福江教会のけいこ部屋(教会学校)で、教え方さま(先生)にカトリックの大切な教えを示した「公教要理」を習った。 その中で一番印象に残っているの...
ヨゼフさまのことは聖書の中では、義の人であるという簡潔な人物評価しか残ってはいない。 しかし、二千年経て、今なお、ヨゼフさまへの親愛の情と尊敬の念が強いのは...
私は子どもの頃、家の便所へ行くのが恐くて、夜には、父や母にその間入口の所で待ってもらっていた。 ある日、母とこんな話をした。 「かあちゃん、神さまはおみど...
私は朝、目覚めると、それだけで「ありがたいな、神さまに生かされているな」と、幸福な気持ちになる。 トイレへ歩いていけると「ああ、歩ける」と思い、家族と「おは...
私は子どもの頃、父と母が全く正反対のことを言うので悩んだ事があった。 それは「苦労」についてであった。 母は「若か時の苦労は買うてでもせえというけん、苦労...
私の子供の頃(昭和20年代から30年代頃です)、五島の大人たちは、世の終わりが近々来ると言って、聖めたローソク、聖めた水などを家に準備していた。 起源200...
「受けとめる」というテーマに一番ふさわしい方々は聖家族だと思う。 マリアさまはうら若い身で、天使より受胎告知を受け、その場で「仰せの如く我になれかし」と即答...
二千年前にこの地球上で暮らされたイエス、マリア、ヨゼフさまの聖家族が、現在も私たちを助け励ましてくださっておられる。 それは真の強さがあるからだと私は思う。...