以前「出会い」というテーマで原稿を書きました。その折、一見偶然に見える出会いの場には聖霊の働きが作用していることがあると気付いた時に、神様のご計画の中で人間が...
以前「出会い」というテーマで原稿を書きました。その折、一見偶然に見える出会いの場には聖霊の働きが作用していることがあると気付いた時に、神様のご計画の中で人間が...
教会にも高齢化の波が押し寄せ、日曜日に行われるミサに参加できない人が増えてきた。病気や免許証の返納などさまざまな理由で教会まで来られない人たちとどうつながって...
外国に巡礼に行ったときのことです。バスで隣になった小柄なフランス人の方と親しくなりました。彼女は70代くらいに見えます。揺れるバスの中で集中して本を読んでい...
神父の上司にあたる司教から、「先日、『ミッションスクールで結婚式をしたいがお世話になった神父さんに司式してほしい』と頼まれたんだけど、どうも私ではないようだ。...
今から10年以上前のことになります。東日本大震災・大津波で大きな被害を受けた岩手県の大船渡教会にいた時、まだ、あちらこちらに津波の爪痕が残されている中で、日本...
私の心の中にはどうしても怠け者の私がいるようで、昨年はダウン症をもつ息子の子育てが、つい妻任せになってしまうことが多くなっていました。 私は詩人で、毎日出勤...
「人との絆」と聞いて、昔参加した心理学のワークショップを思い出した。 小さな輪を書き、その中に最も絆の深い人の名を書く。輪の外側には出会ったことで人生が拓か...
私は、実家に帰ると必ず両親に先祖のことを聞きます。今聞いておかないと自分のルーツがあやふやになると思うからです。 先ず、私が知っている祖父母から始まってどん...
カトリックの洗礼を受けてから、海外旅行に行く度に現地のミサに参加するようにしている。 英語を使う国ならまだしも、他の言語で行われる典礼となるとほとんどの言葉...
最近、何故か、孤独感に苦しむ人々にお会いします。人間、孤独感は誰にもありますが、異常なほど増えているのは何故でしょうか? さて、私は小学生の頃は「人との絆」...
「命二つの中に生きたる桜かな」(『野ざらし紀行』より)―― これは、松尾芭蕉が、期せずして同郷の弟子・服部土芳(とほう)と20年ぶりに再会した時の感懐を綴っ...
ふとしたきっかけから、何十年ぶりかに学生時代にお世話になった方からお電話をいただきました。本当に思いがけないことでしたが、聞き覚えのある声と、共通の知人の話か...
誰かと仲良くしたい、良い関係を持ち続けたいと思うとき、私たちはそうなるように努力します。ときには赦し、ときには意見をぶつけ合い、あるときにはあえて距離を置いて...
運動公園の中から子どもたちの声が聞こえてきた。覗くと、5、6歳の男の子たちが、楽しそうにボールを蹴って遊んでいる。 日本のサッカー競技者人口は約81万人だそ...
私の実家の家訓は、「独立自尊」でした。これは慶応義塾大学を創立した福澤諭吉先生の言葉ですが、そういうことは子どもの私にはわかりませんでした。しかし、子ども心に...
人とつながること、絆をもつことの大切さは、誰もが身に沁みて感じています。問題はいかにつながるか、どうその絆を育んでいくかです。 米国の作家イーユン・リーは中...