最近、何故か、孤独感に苦しむ人々にお会いします。人間、孤独感は誰にもありますが、異常なほど増えているのは何故でしょうか?
さて、私は小学生の頃は「人との絆」という言葉は知りませんでしたが、今ではこの言葉は人の幸福を左右する大切な要素だなあ、としみじみ思います。
職業上、色々の方々にお会いしますが、孤独感に苦しみだした人々が激増しています。しかし、心の内を素直に表現できる人はめったにいません。自分の不安感、怒りをあからさまに言葉に出来ない優しい心根の人ほど、我慢の連続をする傾向があり、我慢をしすぎると、眠れない、食欲がないという現象がでてきます。周囲の家族や友人ですら気づかないほど、その方はニコニコしているのです。
周囲が気づいたときには案外、重症になっています。
気づいた場合、どうしたらいいのでしょう?難しい問題ですが、気楽に対処できる方法が一つあります。それは「人との絆」という言葉を意識することのようです。意識しだすと、子供のころから今日まで、自分は人との絆をどう取り扱ってきたか、色々思い出します。意地悪をしたなあとか、友達を大切にしていなかった自分を責めたりします。特に小学生から高校にかけての年齢は大切と言われていて、この時の友達との付き合い方が生涯を支配するようです。人間関係で苦しむ人々のお話を聞きますと、いずれもこの時代の体験が遠因のようなのです。
目のつけどころは、自分の孤独感。この孤独感を解消する方法が「人との絆」のようです。周囲の人々との「心の絆」を大切にしながら「愛と親密性」を育てると、これからの日々が楽しくなるようです。