「いつくしみ深き 友なるイエスは」平日の聖堂から会衆の歌声が漏れ聞こえます。 ご葬儀かしら、次の曲は「主よみもとに」です。やはりそう、きっと故人とのお別れだ...
「いつくしみ深き 友なるイエスは」平日の聖堂から会衆の歌声が漏れ聞こえます。 ご葬儀かしら、次の曲は「主よみもとに」です。やはりそう、きっと故人とのお別れだ...
私たちはともに生きています。たとえ一人で生きている様に見えても思えても。私たちはともに生きています。神とともに人とともに、生けるものとともに。見えても見えなく...
2000年少し前にユダヤのベトレヘムでお生まれになったイエス・キリストの名は、多くの方がご存じでしょう。また、その母親が聖母マリアということも広く知られていま...
感染症拡大の影響で昨年は殆ど足を運んでいない広島での事です。 数年前、広島駅の改札口を出た時でした。そこで出会った外国籍の神父さんに私は盛んに話しかけました...
30年ほど前に聞いた話であるが、ある父親がいて、給料もボーナスもかなりの額入っているのに、妻子に対し決して贅沢をさせなかった。 自分自身も品行方正で、飲み歩...
2020年10月10日、イタリアの15歳の少年、カルロ・アクーティスは、アシジの聖マリア大聖堂において列福された。 彼は1991年5月3日に誕生し、白血病で...
「慎ましく」その生涯を送った聖人といえば、聖ヨセフを私は思い浮かべます。そして、昨年の12月から1年間、カトリック教会は「聖ヨセフの年」を過ごしています。 ...
親になって子供の成長を見るようになると、子供のやる事、なす事、全てが自分に似ていて、全て身に覚えがあり、子供達の考えていることが手に取るように分かる。 私は...
人間の欲が絡む様々なニュースを見ながら、「幸せってなんだろう」と、ふと考えるときがある。多くのものを所有すること、権力の座にいること、健康であること・・・。で...
神学生の頃、祈りについての院長講話で「人は内側に深く入れば入るほど、強く外側に跳び出すことができる」と、目立たない内的生活の大切さを強調されたことがあります。...
夏の五島の海は、マリアンブルー。 それはマリア様の色。 広い海に太陽の光が注ぎ込み、最高に綺麗で透明感と解放感それに安堵感と癒しを頂きつつ、清廉潔白でありた...
10代後半、私は大変混乱していました。洗礼を受けてはいたのですが、今まで知らなかった道徳観に触れたことから混乱したようです。 この混乱は私を成長させてくれた...
新約聖書、ヨハネ福音書にはこんな話がある。(参 8・4~11) イエスが朝早く神殿の境内で民衆に話していると、姦通の現場で捕まった女性を律法の学者たちが連れ...
慎ましさ、という言葉から、私は日本人らしさを想起します。誰かに贈り物を渡す時「つまらない物ですが」と言ったり、「ささやかながら」と言ったりするのも、その表れで...
何を幸せと考えるかは、人によってずいぶん違う。千人いれば千通りの幸せがあるといってよいし、少なくとも「これさえあればあなたも幸せ」というような形で幸せを定義す...
私たちの修道会は聖母マリア様の名前を戴いています。そして、「私は主の仕え女です。お言葉どおり、この身になりますように」というマリア様の言葉を自分たちのものとし...