「平和」について考えるとマザーテレサの言葉を思い出します。「人工妊娠中絶は、平和の敵です。母親が自分の子を殺せるなら、他人同士が殺しあうのをどうやって防ぐこと...
「平和」について考えるとマザーテレサの言葉を思い出します。「人工妊娠中絶は、平和の敵です。母親が自分の子を殺せるなら、他人同士が殺しあうのをどうやって防ぐこと...
私が最初に得た仕事は、英語のニュースを日本語に翻訳するというものです。この仕事はエッセイを執筆している現在も続けていて、かれこれ20年になります。その仕事のな...
毎年8月になると、日本各地で戦争の記憶が語られ、戦争反対の催しが開催される。先の戦争が終わって65年以上が経過し、戦争を知らない世代が多いのだが、戦争のない現...
京都に住む私にとって、カトリック河原町教会の聖フランシスコザビエル聖堂は、大事な祈りの場になっています。 聖堂の階段下に大きな聖母マリア像があります。その像...
66才のまだ働き盛りで肺ガンに倒れた父は、明治最後の年の生まれ、生きていたら今年で105才です。 その父のぬくもりの思い出を辿るのはそう簡単ではありません。...
幼い頃に父と生き別れになってしまった私にとって、父は背筋を伸ばして法廷に立ち、正義のため勇気ある発言をした、理想化された男性です。 陸軍の参謀であった父は戦...
私の父はやさしいやさしい人であった。 私は父から大声で叱られたり、ましてや叩かれたことなど1度もない。 他のきょうだいも同じである。 寒い冬には、「ミン...
人の幸せを左右するものの一つに「父性愛」があります。父の子供への愛情は母のぬくもりとは違うようです。 幼稚園時代、喧嘩で穴におとされ傷ついた私を救い出し、背...
私が30歳を過ぎた頃、突然、父から「もっと子どもであるお前たちに関わってあげればよかった」と言われました。あまりにも唐突な言葉に、私は一瞬、面食らってしまいま...
父が子ども用のスキーを買ってくれたのは、3歳を過ぎた頃だった。父は実家近くのスキー場に連れて行ってくれた。初めは子ども用のところで滑っていたが、山頂から滑って...
私には「父のぬくもり」という実感がありません。私の幼少の頃は、父もまだ若すぎたのかも知れません。可愛がって育てて貰ったのは確かだと思いますが、何か満ち足りてい...
大学2年生になったとき、わたしは初めて実家を離れ、一人暮らしを始めた。大学に入って最初の1年間は、埼玉の実家から神奈川にある大学まで片道2時間かけて通った。だ...
少年文学には様々な父親と息子が描かれていて、どの親子も印象深い。重松清の短編「きよしこ」にも、心に残る父と子がさりげなく描かれている。 6歳のきよしはカ行と...
母に尋ねたことがあります。 「お母さん、今までで一番悲しかったことはなあに」 「それはね、お父さんが戦争に行ったことよ」 父は太平洋戦争に4回も招集され...
お母さんが夜なべをして、寒いだろうと思い、自分のために手袋を編んでくれた。手袋が田舎から届いて、囲炉裏の匂いがした。昔懐かしい歌の内容ですね。お母さんが自分の...
私は父のぬくもりを知りません。私が満1歳の誕生日の15日前に病気で急に亡くなってしまったからです。しかし、今回、「父のぬくもり」というテーマから、8ヶ月くらい...