ある日、青少年についてのセミナーがあり、参加した。その日は、ヨーロッパ修道院の父と言われた聖ベネディクトの双子の妹、聖スコラスチカの記念日だった。講堂には、多く...
ある日、青少年についてのセミナーがあり、参加した。その日は、ヨーロッパ修道院の父と言われた聖ベネディクトの双子の妹、聖スコラスチカの記念日だった。講堂には、多く...
「わたしはあなたが生まれたとき、本当に喜んだ」。22歳の時、私はお祈りの中でこの言葉を聞きました。それまで自分の存在を否定的に考え、自分は生きていていいのだろう...
私の人生を変えた言葉というと、やはり聖書の言葉を思い起こすでもそれはイエスの言葉ではない。イエスに反論して述べたマタイ福音書15章の「カナンの女」の言葉である。...
私が大学に入学した時のこと、母が私に、「どこの大学にも、カトリックの集まりがあるはずだから、そこに籍だけでも入れておきなさい。人生に悩んで、親ではなく、誰かに相...
「われは主のはしため、仰せのごとくわれになれかし」(ルカ1・38)教会学校という所に通いはじめた小学生の頃、最初に覚えた聖書のみことばがこれだったのです。修道院...
心にとまった出来事、忘れられない光景、好きな歌や詩や言葉など・・・。自分の宝物として、時には思い出しながら、口ずさみながら、手で書きながら、そこから力を汲んで励...
この秋、私はメンデルスゾーンの大作、"エリヤ"を指揮します。さて、列王記によりますと、当時のイスラエル王アハブは、「イスラエルの神である主を礼拝せず、進んでバア...
本年1月に第10回「千の風音楽祭」が新潟市で開催されました。名曲「千の風になって」の世界を合唱や楽器演奏など様々なジャンルで自由に表現するコンクールです。全国か...
今からちょうど25年前の春、神父になる準備として、1か月間、黙想する機会がありました。春先とはいえ、まだ寒さが残る時期で、木々には新芽も見られず、小鳥の声も聞こ...
今朝も我家の中庭に小鳥たちがやって来て、精一杯の声で鳴いている。「わたしは今、ここに生きています」と主張するかのように・・息子は「あんな小さな身体やのに肺活量が...
私が初めて就職したのは、老人ホームの介護職でした。当時の私にとって介護の職場は未知の世界であり、覚悟をしていたものの、何ともいえぬ不安な気持ちを抱えながら初出勤...
「恐れるな、わたしはあなたを贖う。あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ。(中略)火の中を歩いても、焼かれず炎はあなたに燃えつかない。わたしは主、あなた...
聖書を青春真っただ中で読んだ時と、歳月を経て読む今とはずいぶん理解が違う。マタイの25章に、気になるみ言葉がある。主人が旅に出る時、しもべたちを呼び、それぞれの...
私の好きな御言葉の一つは、イザヤ書の中の次の言葉です。「若者も倦み、疲れ、勇士も躓き倒れようが、主に望みを置く人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。走って...
「コリントの信徒への第2の手紙」12章9節には、次のように記されている。「主は『わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ』と言わ...
私の聖書には、あちこち、自分の好きなみ言葉に赤線が引かれています。いずれも、キリストが仰せになった大切な掟。私の生活モットーであり、私の生活指針となっています。...