このとき以来、私の人生は喜びに変わりました。ガリガリにやせていた私はおいしく食事をとれるようになり、些細なことでもよく笑うようになったのです。苦手だった歌も大好きになりました。その上、聖書を読みたくてたまらず、むさぼるように通読しました。
私は神に喜ばれ、神のお望みで私は存在するのだとわかった日から、神さまをもっと深く知りたくなったのです。そのうちに「神は存在するすべてのものを愛している」(参・知恵の書11・26)特に、人間は神に例外なく愛されている、と徐々に感じられるようになりました。それをわからせてくださったのは、聖書に書かれているあのイエスなのです。
歴史の中に入り込まれた実在の人物、ナザレのイエスは、十字架にかかり、死んで、3日目に復活されました。そして、今も本当に生きておられるのです。どの時代においてもキリスト教徒は迫害されました。どれほどひどい目にあい、殺されても、イエスが復活し今も生きておられること、私たちの魂の救いは、この方を信じ、愛することによってなされることを述べ伝えてやみませんでした。
それは今も同じです。私がイエスから言葉を聞いてからもう30年がたちましたが、神の言葉は今も私を支えています。