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わたしの好きなみ言葉

熊本 洋

今日の心の糧イメージ

私の聖書には、あちこち、自分の好きなみ言葉に赤線が引かれています。いずれも、キリストが仰せになった大切な掟。私の生活モットーであり、私の生活指針となっています。

その中から、特に強烈な影響力があると思われる幾つかを挙げてみますと、まずは、旧約聖書申命記の「あなたの神、主を試みてはならない」(6・16)という厳粛な命令、掟であります。強烈に迫ってくるものを感じますが、この言葉の後、さらに「あなたがたの神、主があなたがたに命じられた命令とあかしと、定めとを努めて守らなくてはならない」(6・17)と強烈に命じていますが、これは、人類にとって、この掟の重要性、神の絶対性を強調しているからだと思います。

私の好きな、もう1つの赤線付きみ言葉は新約聖書の福音「心の清い人は幸いである。その人は神を見るであろう」(マタイ5・8)という聖句であります。

これはイエスの山上の垂訓の1つですが、「心の清い人」を含めて、「幸いの源となる人たち」が8つ謳われています。(参:マタイ5・3~10)

後の7つは、「心の貧しい人たち」「悲しんでいる人たち」「柔和な人たち」「義に飢えかわいている人たち」「あわれみ深い人たち」「平和をつくりだす人たち」「義のために迫害された人たち」で、いずれも嘱望される貴重な人材イメージであります。

 

このような卓越した人たちの存在を尊敬と敬意を持って見極め、自分自身、そのような逸材にあやかり、自己完成を目指したいものであります。さらに、私の好きなみ言葉は、「平和をもたらす人は幸いである」(マタイ5・9)「あなたがたの光を人々の前に輝かせなさい(同5・16)」の2つであります。だれしも異存のない最重要事項であります。