このあとイスラエルは大干ばつとなり、エリヤとバアルの預言者らの間に、互いの神の名を呼んで、薪の上にのせた雄牛一頭を焼き尽くして貰うという試合が行われるほどになりました。
「バアルの預言者たちは朝から昼まで必死になって大声で呼ばわってみても、何の兆候もなかった。しかしエリヤが、アブラハムの神、イスラエルの神よ、この民はあなたの民であることを知るでしょうと祈ると、主の火が降って、焼き尽くす捧げ物をなめ尽くした」とあります。
そして天候が急変し、激しい雨となりました。ふつうならエリヤは功労者となるところでしょうが、バアル心酔者である王妃はまだエリヤの命を狙っていました。
「逃亡し、ホレブに着いたエリヤの前を激しい風が吹き、岩をも砕くほどだったがその中に主はおられなかった。次に激しい地震と火、そこにも主はおられなかった。火の後、そよ風のように静かにささやく声が聞こえた。それが主のみ言葉だった。」(同19・12)
静かな神・・ここから私は好きなみ言葉として、「心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない」(マタイ18・3)との主イエスのお言葉をあげておきたいと思います。