ロザリオの祈りをご存じだろうか。ロザリオは、一見すると美しいネックレスのように見えるが、実は、聖母マリアへの祈りを数える道具だ。ロザリオが貝やガラス玉やオリーブ...
ロザリオの祈りをご存じだろうか。ロザリオは、一見すると美しいネックレスのように見えるが、実は、聖母マリアへの祈りを数える道具だ。ロザリオが貝やガラス玉やオリーブ...
私自身、もう老人の年になってきましたが、老いてきて初めてわかることのなんと多いことだろうかと思うのです。これは、本当にお恵みだと思います。例えば、若い時だったら...
「やすみやすみ坂道のぼる老いしわれこの道もまたあたらしきかな」友人の82歳の女性が作った短歌です。これまで何度も何度も繰り返し歩いてきた家の前の坂道も、今は少し...
普通、年を取ると言います。年齢が減っていくわけではないので、年を重ねるというほうが自然なのではないでしょうか。不思議ですね。樹木は年輪を重ねるといい、何となく趣...
夫が集めた我が家の植木には、時々、枯れてしまったとしか思えないものがあります。私は花については何も知りませんが、そんな時は忙しい夫に代わって、しばらく水をやって...
外国で仕事をしている娘に誕生祝いのメールを送ったところ、よほど忙しかったのか、忘れた頃に返事が届きました。〈うらやましいなあ!トシをとるのはわるくないわよって、...
私は若い頃より、うんと年上の友人が多かったことは幸いであったと思う。生きる上で必要な様々なことを、前を歩いている友人たちの姿から学んだ。また、結婚して以来、ずっ...
人の喜びは色々ですが、薔薇というお花は私の五感と理性を天国に導いてくれるようです。薔薇は私の視覚と嗅覚を爽やかで明るい希望の世界に導いてくれます。このように、人...
ヨハネ・パウロ二世は、「空飛ぶ教皇」と呼ばれ、世界中に平和の使者として飛び回っていた。晩年、パーキンソン病を患いながらも、それでも人々のもとに出かけて行った。私...
園庭にチラホラと黄色の葉っぱが舞い降りてくる。毎年のことながら、この季節を待っている子どもたちがいる。人それぞれに季節の好みはある。中でも、秋を好む人もかなりい...
もう2年!私の年令が私の師匠の亡くなった年令を超えた年数です。本当に、月日の経つのは早いというより、もう実感するのも無理というくらいのスピードで過ぎ去ってしまう...
わたしは、どちらかと言うと怒りっぽい方だ。物事が自分の思った通りにならないと、それを相手や環境のせいにして腹を立てる。「神父なのに、こんなことではいけない」と思...
今年も、夫の祥月命日が巡ってきました。あの夜、夫のベッドを囲んで、4人の子どもたちと、涙ながらに「あなた!パパ!有り難う!」と感謝してロザリオの祈りを唱えたこと...
幼年期や思春期の自分を思い起こすとき、自分であって自分でないような、不思議な感覚になります。振り返った背後には、長い長い自分の足跡が数珠のように連なり、現在の自...
先日、自分の足の爪をニッパで切りながら、以前、介護職の方達が、高齢者の方たちの爪をニッパで切っておられるのを見て、「良い考えだな」と思ったことを思い出しました。...
赤、青、黄色、この3色を混ぜると黒色に。そして赤、青、緑、この3つの光を合わせると白い光になります。この様に色や光を重ねると変わってゆきますね。 「年を重ねる」...