私たち家族は、長女の私が4歳だった時に、戦争がひどくなり、父の郷里の盛岡に疎開しました。そして、そこで生まれた初めての男の子がたった8ヶ月で亡くなったのです。...
私たち家族は、長女の私が4歳だった時に、戦争がひどくなり、父の郷里の盛岡に疎開しました。そして、そこで生まれた初めての男の子がたった8ヶ月で亡くなったのです。...
子供の頃、私のお祈りは「お願い」であった。御利益を願っていたのである。「サンタさんが来ますように」や、「遠足の日が晴れますように」などである。 ところが高校...
「祈り求めたものはすべて既に得られたと信じなさい。そうすれば、その通りになる」という言葉が聖書にあります。(参 マルコ11・24) 遠方に住む母が高齢になる...
私が幼い頃、祖母は家から少し離れたところにある川で洗濯をしていた。私はいつも祖母の姿が見える乳母車の中で待っていた。祖母は洗濯をしている間、私にシロツメクサな...
1972年頃、南米を旅行したことがあります。私の親しい従兄が、ブラジルで某商社に勤務していましたが、独立して薔薇園を経営し始めましたので、そこを訪問したのです...
今、私たちが行っている様々な事柄から少し離れて、自分の心を見つめてみましょう。私たちが自分の心を眺めてみると、秘めている事柄や、思っていること、願っていること...
ダウン症をもつ息子の周(しゅう)は、幼い頃は体が弱く入院を繰り返していました。現在は特別支援学校に通い14歳ですが、特別支援学校の小学部に入学後の7年間を健康...
手紙の返事に、「あなたとご家庭のために祈っています」と書くことがあります。すると、次に来た手紙には、必ずと言っていいほど「お祈りありがとうございました」とある...
手紙を書く時、私たちは相手の健康を気遣ったり、幸いを願う言葉を末尾につけて、文章を締めくくる。「皆様のご多幸をお祈り申し上げます」などと書いたりするが、それは...
週に一度、数人の学生と一緒に読書会を開いています。テキストは、『毎日の読書「教会の祈り」読書 第二朗読』です。これは、聖人や哲学者・神学者などの著作をはじめ、...
私たち人間はとても弱く、支え合うことが大切だと知っています。けれども、なぜか頼らなくなったり、一人で頑張ったりします。それはとても立派でカッコよく、自立してい...
人々が愚かなふるまいをするなかで、じっと神の心に耳を傾ける人がいます。神の人、預言者と呼ばれる人々です。創世記の物語は、この人々を通して、神がどういう方である...
ロザリオはマリア様のお手手です。しっかり握って離さないで!」 60数年前、私が急遽洗礼を受けた時、お世話になったシスターに言われた。以来、私はロザリオの祈り...
ありがたいことに、わたしには、お互いに祈りあう友人が何人かいます。そのうちのお一方は、「いつもお祈りしているよ」が口癖の方で、時々出会うと、「心のともしびの放...
18年前、私は祖国の台湾で、カトリックの洗礼を受けた。 洗礼式は当時両親が通っていた教会で行われた。式の後、司祭が私に「日本に戻ったら、自分に合う所属教会を...
1981年は、今日振り返ると正に私の人生の大転換期となりました。2月にヨハネ・パウロ二世教皇が来日なさり、大雪の降る後楽園と長崎球場でごミサを、冬晴れの広島平...