今日の心の糧イメージ
いごこち
村田 佳代子

爽やかな季節になりました。日本の花暦では梅、桃、桜までが1月から4月にかけて、沖縄から北海道へと前線に沿い、開花は駆けのぼっていきます。けれども実は、節分を過...

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いごこち
シスター 萩原 久美子

「居場所」を古い言葉では「ゐどころ」といったらしく、この「ゐどころ」の「ゐど」には、「座っている」という意味があり、さらには、「尻」という意味があったようです...

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ゆるしあう
崔 友本枝

その神父さまは、静かで穏やかな方でした。頼まれない限り、たいてい何も話さないのでそばにいても存在を忘れてしまうほどでした。  でも、目が合うとすぐに優しい微笑...

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安らぎ
古橋 昌尚

故郷をすてて、いきなり外国に送られる、そんなこと私にはできない。マザー・テレサの話をすると、学生はそう反応します。  テレサは東欧から18歳でアイルランドの修...

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旅立ち
植村 高雄

人はそれぞれ人生の転機を迎えては新しい世界へと旅立っていきます。  日本の長い歴史を見ると、時代により旅立ちの特色がみられ、その時の政権や人々の考え方が、幸福...

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旅立ち
林 尚志 神父

「氷雨降る泥濘(ぬかるみ)の中から 灼熱の太陽をつかめ」  10代の終りの頃、友人からの年賀状の返事でした。名の知れた作家になり、少し早く亡くなった高校の同級...

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旅立ち
コリーン・ダルトン

よく日本語で間違いをします。面白いものもあります。初めて富士山と耳にしたとき、日本人はなんて丁寧なんだろうと感心しました。山にも尊敬をこめて「さん」づけで呼ぶ...

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旅立ち
崔 友本枝

カトリックの司祭になるには神学校に入り、祈りと共に聖書や神学などを学びます。経験豊かな司祭が彼らの養成を担当し、相談相手になります。司祭を志す青年たち、「神学...

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旅立ち
湯川 千恵子

去年の秋、私の所属教会で4年ぶりにバザーが開かれた。コロナ禍で閉じていた信徒間と外国人信徒との交友を豊かにしようと、バザーのテーマは「広げよう私たちの輪、お隣...

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旅立ち
シスター 山本 久美子

30年以上前の春、生まれ育った家を離れ、修道生活・シスターへの道を歩み始めました。私自身が選んだ道とは言え、その時のことを思い起こす度に胸が一杯になり、今でも...

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旅立ち
古橋 昌尚

「『サヨナラ』ダケガ人生ダ。」井伏鱒二が漢詩から訳して、有名になったフレーズです。  昨年の夏、恩師との別れに及んで、その朝繰り返しこの句をかみしめていました...

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旅立ち
今井 美沙子

60年ほど前に、私が五島を旅立つ時、多くの人におせん別やはなむけの言葉をいただいた。  松下佐吉神父様には「その場になくてはならない人になれよ」。  梅木ツル...

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旅立ち
中井 俊已

旅立ちによって、自分が変わり、思いがけない人生を歩むことがあります。私が尊敬する永井隆博士、そして私も同様です。  長崎大学入学後、観光地のようだからと足を運...

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旅立ち
松尾 太 神父

「シャローム 悲しいときも/シャローム 苦しいときも/シャローム 神様がいつも いっしょにいてくださる...」(『カトリック典礼聖歌集』314番より)  この...

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旅立ち
服部 剛

私の小学校の卒業式では、「道」という歌を皆で歌い、感動的だったことが思い出されます。当時は子どもなりに、〈道はこれからも続いてゆく〉と思ったものでした。長い年...

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旅立ち
シスター 下窄 優美

初めて海外に出ることになった時、私は一人で行かなければなりませんでした。乗り換えが必要な経由便であったため、見送ってくださった方の一人は「同じ行き先の人を見つ...

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