私が独身の頃、あるシスターと〈結婚とは何か〉について話したことがあります。「私は神様と結婚したようなものですが、出会ってきたご夫婦を思い返すと、良い夫婦とは互...
私が独身の頃、あるシスターと〈結婚とは何か〉について話したことがあります。「私は神様と結婚したようなものですが、出会ってきたご夫婦を思い返すと、良い夫婦とは互...
「人」という漢字は、2片で成り立っていますが、1片同士、互いに支え合っており、独りでは生きていけない「人間」の性質を表しているようです。独りぽっちでは、存在し...
「なんて寂しいんだろう」と感じる瞬間があります。特に想い出す寂しさは、高校2年生の時の母の死と、1969年頃、アメリカとソヴィエト連邦が激しく争った冷戦時代の...
「星の王子様」の作者、サン・テグジュペリの名言に、「愛するとは、お互いが見つめ合うことではなく、共に同じ方向を見つめること」という言葉があります。時折、結婚式...
「ともに生きる」という言葉はよく聞きますが、私だけでなく多くの人たちがその言葉の先に自分以外の誰かを思い浮かべるのではないでしょうか? 以前、「あなたの一番...
新型コロナウイルスがもたらした害は計り知れませんが、何かしら良いこともあったはずです。 その一つは、ステイホームやテレワークが多くなり、結果的に家族が家庭で...
言うまでもなく「人」という文字は、二つの棒が支え合っています。そのように、人間というのは、お互い支え合い、関わり合い、助け合って生きているのです。それを看過す...
病人の看病――おそらく、多くの人が、経験されたことがあるかと思います。病人の枕元にいる。ただそれだけなのに、独特の疲れを感じます。(なぜだろう)。ふと気づいた...
私は現在、カトリック司祭の卵を育てる神学院に勤務していますが、神学生を派遣する関係で様々な教会を訪れます。先日は、子供のための礼拝式(ミサ)を、オンラインです...
長崎のホームレス支援団体主催の講演会に、奥田知志さんという牧師さんが講話にいらしたことがありました。奥田さんは、北九州で、生活に困窮する方々への支援などを通し...
あるお正月、お屠蘇気分で夫が家族全員の将来計画表を作った。新婚の長女夫妻と大学院生、大学生、高校生の息子たちの卒業年や就職、結婚、子供の数まで勝手に書き込み、...
学生時代に東京の山谷に実習で行ったことがある。「山谷」と聞くと、治安が悪く、町全体が暗いというイメージがあり、少々の不安と恐れを抱きながら実習に行ったことを覚...
私たちの日常生活を見回すと、実に多くの人、沢山の方々がおられることに気づきます。身近な家族、学生でしたら学校でご一緒する学生、先生や事務の方も。職場では、正社...
東京から気候の温暖な地に引っ越しをして2年が過ぎようとしている。ゼンソク気味の私は、医師から気候の良いところで暮らすように勧められていた。ふとしたことからバタ...
私の好きな聖書の個所の一つでもありますが、次のようなイエスさまの言葉が記されています。 「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。わたしにつなが...
~私達がなかなか大変なこの世での生活を、神様の援けを借りながら歩み通せたなら、またその結果、神様にまみえる時が来たなら、その時、私達はどんなにホッとする事でし...