私たちの日常生活を見回すと、実に多くの人、沢山の方々がおられることに気づきます。身近な家族、学生でしたら学校でご一緒する学生、先生や事務の方も。職場では、正社員、契約の方、派遣の方、経営層の方など色々な方がおられますし、様々な、沢山の方々と出会いながら、毎日過ごしているのでしょうね。
独りで生きているように思えても、目の前に一緒にいる方、お会いすることはないけれど、電話やメールなどでいつも一緒に仕事をしている方々、多くの方と私たちはともに時間を過ごし、ともに生きています。たとえ同じ場所にいなくても。
普段の生活の中で、関りがある方々とともに生きている私たち、果たしてその方々とだけ、ともに生きているのでしょうか。決してそうではなく、街中で出会う人々、すれ違う人々、まだ見ぬ人々とも生きているのではないでしょうか。
新聞やニュース、また誰かから聞いて、様々な方々のことを知って、ともに喜び、悲しみ、ともに笑い、ともに泣き、声援を送ったり、援助したり、心配したりしている私たち。生きている方とともに生きている、そんな私たち。
人だけではなく、犬や猫、鳥や魚や動物たち、私たちの目を楽しませてくれる花や樹木、草花など、生きとし生けるものとともに生きています。
神様はこの世界をお創りになり、私たちにお委ねになりました。そしてともに生きる様に願っておられます。今を生きる私たちが、生きるものを大切にしながら歩もうとするなら、私のまわりから、私たちのまわりからこの世界はきっと大きく変わっていくことでしょう。今日出会う人々、生きとし生けるもの全てを大切に、ともに生きることができますように。