先日、ドイツの総統ヒトラーが唯一恐れていたフォン・ガーレン司教の伝記を読んだ。 ヒトラーの命令により、ナチはお年寄りや障がいをもった人を連れ去り、「安楽死」...
先日、ドイツの総統ヒトラーが唯一恐れていたフォン・ガーレン司教の伝記を読んだ。 ヒトラーの命令により、ナチはお年寄りや障がいをもった人を連れ去り、「安楽死」...
不安や緊張で、夜なかなか眠りにつけない、と人から相談されると、私はいつも「ロザリオの祈り」を勧めます。私自身も寝付けないときにロザリオを手首に巻いて祈るとホッ...
ホッとするとき、ってどんなときでしょう。 私がすぐに思いつくのは、ひと仕事すませた後のカフェでの一杯。あとは、お風呂でのんびりお湯に浸かっているときなどでし...
「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイ6・34) 忙しい一日の終わりに熱い飲み物を傍...
少し前、私は「バラの騎士」というシュトラウスの名曲を指揮しました。 この作曲家の驚くべき才能によって、冒頭から、旋律が奔流のように溢れ、躍動し、私達をめくる...
以前訪問していた当時80代の男性信者さんが、私にしみじみと次のような事を話して下さいました。 「夫婦は、何か特別な事が無くても、一緒に御茶を飲みながら過ごす...
大阪で暮らして50年余りも経つのに、何かの拍子にふるさとの言葉がでる。 先日も、たまっていた用事が片づいた時、「あんどこんどした」と思わず口からついて出た。...
大きな仕事をなし終えたとき、先ずは「終わった」と感じます。記念イベントなどの場合は、後片付けなどもあり、すぐに落ち着いた、安心した時を堪能する暇は、これまでな...
なぜ、神は人間に苦しみを与えるのだろうか。人間の苦しみには、一体どんな意味があるのか。その一つの答えは、苦しみを味わった人には、同じような苦しみを味わっている...
人は幸せを求めて旅をしています。山あり谷ありの旅ですが、疲れては泉のほとりでホッとしたとき、何故か再び元気を取り戻し、また長い旅を続けます。ホッとすると、人は...
昨年、クリスマスの翌日に容態が急変し、天に召された故郷の兄を思う度に、私の心はたった一人の兄を失った寂しさよりも、奇跡的に至福の刻を賜った神様の慈しみに、感謝...
いろいろな条件が合わなくて、なかなかミサに行けないこの頃です。 2010年に東京から岩手に引っ越してきたのですが、盛岡の教会に行くのに、高速道を使っても車で...
北海道の函館郊外、大沼に移住して9年目になります。移住してすぐに、私の夢であった羊飼いの生活を始めました。羊飼いにとって一番気を遣うのは出産です。産まれた子供...
毎日の慌ただしい生活の中では、なかなかホッとできるひと時を取ることはとても難しいものです。ゆとりを持ちたい、といつも願ってはいますが、ばたばたと一日が過ぎてし...
爽やかな春のそよ風の中を通り過ぎてゆく。ざわついていた心がすっと落ち着いてゆく。自然が私たちの心に触れ、私たちがその自然に包まれ、心が安らぐのでしょうね。 ...
私は手紙を書くとき、最後に「〇〇さんの日々が平安でありますように」という祈りの言葉を添えることがあります。相手によって表現が変わることもありますが、私にとって...