以前訪問していた当時80代の男性信者さんが、私にしみじみと次のような事を話して下さいました。
「夫婦は、何か特別な事が無くても、一緒に御茶を飲みながら過ごす時間を大切にしないといけない」と。この方がこのように言われたのには、訳がありました。この方は、60歳で定年になり、御自宅で夫婦2人の生活が始まりました。お互いにテレビ番組の好みが異なったので、食事の時だけは食堂に集まり、他の時間は各々自分の部屋で好みの番組を御覧になる生活が続きました。けれども、ある時、奥様の身体に異変が見つかり、そのまま入院。御主人は、それから毎日半年以上に亘って、お見舞いを続けられましたが、看病の甲斐なく奥様は帰天されました。この時の体験が、この方をして前述したような事を言わしめたのです。
私も、大切な人とのティータイムを大切にしたいと思っていますが、私にとって誰よりも大切なのは、イエス様です。果たして、イエス様とティータイムを過ごす事が出来るのでしょうか。
以前、ある練成会の指導者が、イエス様とのティータイムについて話して下さった事があります。その指導者は、次のように話して下さいました。
「テーブルに向かい合わせて、ティーカップを2つ置き、お茶を注ぎます。そして、今ある時間を3つに区切ります。例えば、30分余裕があれば、10分ずつ。初めの10分、自分がイエス様に話したい事を話します。次の10分、沈黙の内にイエス様の話を聴きます。最後の10分、アトランダムに聖書を開いて、開いた箇所を読み、そこで語りかけて下さっている事に心を留めます」。
忙しい時、イエス様とのティータイムによって、疲弊した心が癒されるのを感じ、感謝しています。