「おおらかに」、という言葉は、本当に素敵な良い言葉だと思います。でも、いざ自分のこととして考えると、心からそのようでありたいと思っているのに、とても難しいと思っ...
「おおらかに」、という言葉は、本当に素敵な良い言葉だと思います。でも、いざ自分のこととして考えると、心からそのようでありたいと思っているのに、とても難しいと思っ...
「私は何処へ向かって旅をしているのだろう?」、この言葉は世界中で人々が自問自答している大きな課題です。アフリカ、中近東、アジア、欧米、色々の場所で人々は色々の旅...
とうとう母を見送るときがきたのだと、そればかり考えて日を過ごしています。なぜか怖い。このトシになってもよほど母親離れができていないのね、と自分に呟いています。人...
私がふるさと五島列島から大阪へ旅立ったのは18歳の春であった。今からもう50年余りも前のことなのに、私はその頃のことをよく覚えている。私が旅立つ3日ほど前に、血...
人生は「旅立ち」の連続かもしれません。まずいのちの源である神の懐から母の胎内に宿った1つのいのち、その瞬間をマザーテレサは美しく表現しています。『父と母が愛によ...
わたしは、東北の小さな町に生まれ、育ちました。年中、曇りや雨が多く、冬は沢山の雪が降り、こたつに潜り込むような子どもでした。ですから、故郷から外の世界に出たこと...
・・発車いたしま~す。駅のホームにアナウンスが流れ、発車のベルが鳴り響き、静けさがあたりを覆い、ゆっくり動き出す列車。ホームでは見送る人が手を振り、列車の中では...
旅立ち、この言葉は私が若いころから馴染んできたある場所を、いつも思いださせてくれます。その地域は、信州の軽井沢から北軽にかけてであり、また軽井沢の先にあたる、昔...
野生動物の生態をテレビで見ると感心します。動物は実に愛情深く、賢く子育てをします。小さな鳥でも敵が近づくと、母親がおとりになって、巣と反対の方に敵をおびき寄せた...
私の新しい旅立ちを励まして下さったのは、一般企業で働いていた頃の上司の「自分の夢を大切に、幸せに」という温かい言葉でした。当時、日本は経済成長期で、「企業戦士」...
神父の奉仕には、引っ越しがつきものです。私も過去20数年の間に9回引越ししてきました。ところが実際は、私よりも、もっともっと引っ越しが多かった神父さま方もおられ...
日本語は本当に豊かな語彙を持つ言語であると、折にふれ思う。人が亡くなった時も、「死ぬ」という言葉を言い換えて、「永眠する」、「旅立つ」、「儚くなる」などと婉曲に...
夏休みの家族旅行、部活の合宿旅行、夫婦の記念旅行、それらの旅行の出発に「旅立ち」という言い方はあまりしません。「旅立ち」というと、つい「人生の」とか「未知への」...
イエス様は、最後の晩餐の席で次のように言われました。「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、私をも信じなさい。私の父の家には住む所が沢山ある。もしなければ、あ...
今から20年ほど前、新潟で1人暮らしをしていた姑が亡くなりました。2月のみぞれが降り続く寒い日でした。姑が亡くなった、という知らせを義兄から受けると、私はすぐに...
旅立ちと聞くといつも、北海道の宮島沼で見たマガンという鳥の渡りを思い出します。マガンは、冬を日本で過ごし、春シベリアに渡っていきます。あちこちに散っていますが、...