以前、私が教鞭を執っていた小学校で、6年生の子供達に、親元を離れて永遠のホームステイに出かけるとしたらどんな所が良いかと尋ねたことがあります。ほとんどの子供は、親戚の家、あるいは友達の家、つまり気心の知れた所が良いと答えました。永遠のホームステイに出かけるとしたら、相手先と少しでも連絡を取っておくことや、先方の家風がどんなものかを予め調べて、それを身につけておくことが必要になるかと思います。
天国と地獄の寓話があります。地獄には、大きなテーブルがあって、そこに世界中の御馳走が並んでいました。ただ、そこでの決まりは、1・5メートルの長いフォークや箸などで食べねばならないことで、自分の口に食べ物を入れることのできない、ここの人たちは、腹を空かせ互いに争い合っていました。他方、天国にも同じ御馳走、同じ決まりがありましたが、ここの住人は、自分の口に入れる代わりに周囲の人たちの口に入れてあげ、互いに助け合っていました。
この世の旅立ちは何時になるのか分かりませんが、ただその時まで、イエス様のいらっしゃる天国の価値観を少しでも身につける事が出来たらと思います。