医師に懐妊を告げられて、私はすぐ公衆電話から職場の夫に報告した。病弱で結婚しても子どもが持てる自信がなかったので、うれしさの余り一刻も早く知らせたかったのだ。...
医師に懐妊を告げられて、私はすぐ公衆電話から職場の夫に報告した。病弱で結婚しても子どもが持てる自信がなかったので、うれしさの余り一刻も早く知らせたかったのだ。...
アメリカの大学に留学中の2002年のクリスマス。11月中旬から毎日のように見知らぬ家庭婦人からクリスマスカードが届き、その年は57通にもなりました。カードに...
新型コロナウイルス感染拡大で私たちの生活は激変した。 不要不急の外出を控えて家に篭もり、復活祭も教会で皆とお祝いできず、寂しい春だった。 5月25日に緊急...
天地万物の創り主である神様を「アバ」、すなわち幼児が父親に甘えるように「お父ちゃん」と呼びかけなさいとキリストは言われました。 私たちは一人残らず神様の愛に...
新型コロナウィルスの感染があっという間に広がり、日本中が、世界中が悲鳴をあげています。目に見えないウィルスとの戦いは、滅びるものではなく、何を大切にしなければ...
傘寿の坂を半ば越えて過去を振り返ると、何と想定外の道を歩んできたことかと思う。 長女をカトリックの幼稚園に入れて3か月後、夫と幼児2人を連れて洗礼を受けたの...
「平和」について考えると、まず戦争やテロの悲惨な状態が絶えない世界の現状が頭に浮び、やりきれない気持ちになります。個人レベルでも権力争いやねたみ、憎しみ、いが...
私は子どもの頃、両親揃った普通の家庭の友達がうらやましかった。父が私の満1歳の誕生日直前に病気で急死し、幼い兄と私を残して母が東京の実家に帰ったのが1年ほど後...
長女をカトリック幼稚園に入れたことが私の人生を、生きる価値観を180度変えた。 まず夫が『洗礼を受けたい』と言い出した。神父様が「神の招きです。折角だから奥...
「春眠暁を覚えず」と言いますが、私はこの頃、よく目覚ましのベルにも気づかず、寝過ごしてしまいます。はっと目覚めて雨戸を繰ると、明るい陽光が既に燦々と輝いていま...