私は「おとうさん」と呼ぶ人がいませんでした。私が1歳の誕生日前に父は病気で亡くなっているからです。一人息子の父の死は我が家に大変動を起こしました。母は東京の実家...
私は「おとうさん」と呼ぶ人がいませんでした。私が1歳の誕生日前に父は病気で亡くなっているからです。一人息子の父の死は我が家に大変動を起こしました。母は東京の実家...
人生にはその歳になって始めて気づき、納得出来る事が多い。妻として、4人の子どもの母、主婦として生きてきた私は、56歳の時、夫を天に見送った後、どう生きていいか分...
イノシシ年生まれの私はよく夫に言われた。「猪突猛進する君はやっぱりイノシシだよ!」好奇心が強く、物事を感覚的に受け止めて、とにかくやってみる、そんな私はそそっか...
「とりなし」のテーマから、マザー・テレサの次の詩を想いました。『人は不合理、非論理的、利己的です。気にすることなく、人を愛しなさい。あなたが善を行なうと、利己的...
先日、幼友達から絵手紙が届いた。久しぶりに見る彼女の花の絵は伸びやかで、独特の丸い字もなつかしい。元気な様子が何より嬉しくて、その日は一日中胸がホコホコと暖かか...
幼いとき両親を失った私は、父母のいる普通の家庭に憧れました。子どもの大勢いる愉しい家庭を創り、お母さん、主婦になるのが夢となり、結婚して2児の母となって子育てに...
6月中旬、私の教会の企画で軽井沢での黙想会が行なわれた。60代・70代の方々に混じって80代の私も参加。総勢23名が、新緑の静かな環境の中、主任司祭の「まず自分...
私たちの日常は常に選択を迫られています。身近な食生活でも、満ち溢れる食べ物の中から何を選んで食べるか・・・。食欲に任せて好きなものばかり満腹していると栄養的にも...
今年も、夫の祥月命日が巡ってきました。あの夜、夫のベッドを囲んで、4人の子どもたちと、涙ながらに「あなた!パパ!有り難う!」と感謝してロザリオの祈りを唱えたこと...
夏、近くの里山の緩い坂道を散歩すると、小さな穴が所々に開いているのを見かけます。蝉の幼虫が地上に這い出た穴です。昔、虫好きの次男が庭の木の上から「今夜、ここから...