2018年11月23日の心の糧


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分岐点

湯川 千恵子

今日の心の糧イメージ 誰にでも人生を左右する大きな分岐点があります。進学、就職、結婚などの岐路で、どちらの道を選ぶか、その選択次第で全く異なる人生の展開があっただろうと思われます。

私の分岐点は?と振り返ると、29歳の時、カトリックの信仰を得たことが大きなターニングポイントだったと思います。その後、価値観が180度変えられたからです。

それまでは自信がないので、無難に安易な道を選んでいたように思います。ところが信仰を得てからは、愛と真理の源である神が共にいて下さるという安心感から、理不尽な迷信や将来への不安や恐れから解放されて、自分の好きなやりたい道を自由に選ぶことが出来たのではないかと思います。

例えば、夫の死後、還暦を過ぎてアメリカの語学学校で英語を勉強中、娘夫婦が留学を逐えて帰国することになり、私も一緒に帰国するか否かの選択を迫られました。迷った末、私は1人残って勉強を続ける決心をしました。「勇気がありますね」と言われましたが、その決断の奥には、夫の友人ご夫妻が近くに越してきて心強くなったこと、また「今、帰国したら70歳になった時、きっと後悔するだろう」と強く思ったからでした。

そこで私の60代は、大学・大学院での厳しい勉強の日々でした。しかし壁にぶつかり、「神様、助けて!」と叫び、心を込めて祈ると、必ず先生やクラスメートが助けてくれて、楽しく学び続けることができました。

卒業して帰国後の70歳代は、学んだこと、特に高齢者の福祉や認知症ケアの実習体験をレポートして出版し、講演もして伝えながら、第2の青春の充実した日々でした。

【あなたの道を主に委ねよ。信頼せよ.主は為し遂げて下さる。】(詩編37・5)

 

このみ言葉が今、胸に響きます。