2018年11月22日の心の糧


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分岐点

崔 友本枝

今日の心の糧イメージ ジャーナリストになろうと思っていた人がミッション系の学校に入学してキリスト教の信仰を得、修道女になったという話を本で読んだ事があります。

道の途上でふとしたきっかけが与えられて角を曲がる。すると想像とは違う世界が開かれ、それが自分にぴったりだったとわかる。それが人生の分岐点、ターニングポイントです。

私のターニングポイントは32歳の時。それまで打ち込んでいたことが自分には向いていないと知らされ、方向転換をした時期です。生活を立て直すためにすぐにするべきことは仕事だったはずです。しかし、何度祈っても心に浮かび、喜びを感じるのは仕事ではなく、その頃取り組んでいた神学の勉強を続けることでした。大きな方向転換をした直後でしたから、冒険はしたくありませんでしたが、あまり計算しないで心に従い、神に信頼して道を選びました。

祈りの中で思い浮かんだことはすぐに決定せず、くり返し神に聞きます。祈り続けると心の底にある本心にぶつかります。嫉妬心や恐怖によって何かを選ぼうとしていると、自由がなく力が出ないことに気付きます。反対に、自分を縛るものがなく、祈れば祈るほど望みが大きくなるときは、神が勧めている道だと考えて進んでいいのです。この時期の私には頼るものが何もなかったので、純粋に神さまに身を寄せることができました。そして、とてもよい結果に恵まれました。

今、私は学校で若い人に聖書を教えながら好きな文章も書いており、満たされた気持ちでいます。人生のターニングポイントとは、神さまが導いてくださる曲がり角のことだと思います。