「嘘も方便」という日本の諺を聞きますと、虚偽を語る事が生きる上での原理だと、多くの人が誤解してしまうのではないでしょうか。 主なる神様は、そんな私達に、モー...
「嘘も方便」という日本の諺を聞きますと、虚偽を語る事が生きる上での原理だと、多くの人が誤解してしまうのではないでしょうか。 主なる神様は、そんな私達に、モー...
「おまえが産まれたとき、父さん母さんはどんなに喜びでいっぱいだったことだろう。」 このアナク(我が子)という1977年のフィリピンの歌は大ヒットし、日本をふ...
【広報なごや3月号】が届いた時のこと。 『この場所でずっと生きてゆく』という大きな見出しに心惹かれ、ページを繰ってみると、団塊の世代も75歳以上となった今、...
日本の歴史にも色々の大事件がありますが、陸軍の2・2・6事件が起きた年に私は生まれました。 人の一生を含め政治や宗教の分野でも、良し悪しは別として、人間のた...
ことばにも聞き良いことばと、ちょっと耳をふさぎたくなるようなことばがあります。 「ためらい」ということばもその一つで、「ためらい」と聞くとどっちつかずで、決...
「居場所」とは、自分自身が「居る場所」あるいは「居るべき場所」とするならば、特定の場所を意味するに違いありません。 学びは学校、仕事は仕事場でするのが普通で...
私の所属する教会には、マリアさまのご像をそれぞれの家で一カ月間預かる、という習慣があります。自分の住む町の一帯が聖なるものになるようにと、窓際にマリアさまを置...
私は次第に退職の時期を迎えようとしています。 月日の流れはみな平等に流れていて、「今日が一番若い日で一番歳を取った日だ」と実感できる歳です。ということは天国...
私たちが幸せに生きていくためには、心安らげる居場所が必要でしょう。 疲れても傷ついても、安心して帰っていける、自分を受け入れてくれる場所、一般的には、それは...
わが家の横を流れる小川には、四季折々、様々な生命ある物が姿を現します。 材木座海岸(ざいもくざかいがん)から鎌倉市内に流れ込む滑川 (なめりがわ)支流で、河口...
聖書によると、イエスさまは、時々、人里離れた所で祈っておられたようです。群衆を前にして教えを説かれた後、また、多くの人たちに不思議なわざを行われた後、そして、...
私は三人姉妹の次女として生まれた。 真ん中っ子、という立場は実に曖昧なものだ。どっちつかずで、よく自分の居場所が分からず、戸惑いも尽きなかった。時には気まず...
戦後80年を迎える今年、改めて平和の尊さを考える雰囲気が高まっています。幸いなことに、この国では、先の戦争以降、戦渦に巻き込まれることはありませんでしたが、世...
自分には帰る家がある――これは当たり前のようでいて、実はたいへん仕合せなことなのではないか、と思います。なぜならそこは、自分が心置きなく身心ともにくつろぐこと...
私たちは、自分が受け入れられていないと感じると、その場にいることが辛くなります。座るイスがないような気持ちです。受け入れられている、と思うとリラックスして「私...
「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。」(創世記1・31) 旧約聖書の天地創造物語の一節です。神は、創られた世界のすべ...