2018年08月31日の心の糧

信仰の核心

堀 妙子

今日の心の糧イメージ ある日、青少年についてのセミナーがあり、参加した。

その日は、ヨーロッパ修道院の父と言われた聖ベネディクトの双子の妹、聖スコラスチカの記念日だった。講堂には、多くの司祭、修道者、一般の方々が参加しており、活気に満ちていた。この日、わたしは不思議な体験をした。

午前の部が終わり、わたしはお弁当を食べていた。わたしが座った机の前を、お年を召したシスターが通りかかった。そのシスターがなぜか、わたしに「あなた誰?」と聞いた。名前を名乗ってから、「だいぶ前、カトリック系の職場で働いていました」と私が言うなり、「あなた石山さん知ってる?」「いいえ、知りません」「ああ、ちかちゃんは結婚したから姓が変わったんだわ。今日はちかちゃんの洗礼名、聖スコラスチカの記念日だから祈っていたの」。

「ちかちゃん」と聞いて、シスターは、佐々木ちかえさんのことを言っているのだと分かった。「シスター、その方は私の友人です」と言った。シスターは「ちかちゃんのために、ずっと祈っているのよ」と、さらりと言った。

家に戻り、その友人に電話をしたところ、14歳の時に、ミッションスクールでそのシスターから、1年間、洗礼を受けるための勉強をしたことを聞いた。洗礼を受けてからは、校内で挨拶する程度で、卒業してからは、特に交流があったわけではない。友人は洗礼を受けてから、55年経過していた。シスターのお年は87歳。このシスターは、友人が14歳の時から、その後も変わりなく、55年間祈り続けている。これからも永遠の神に向かって祈り続けるのだろう。

アビラの聖テレサの言葉、「すべては過ぎ去る。神のみ変わらない」という言葉が、信仰の核心のように胸に迫ってきた。

2018年08月30日の心の糧

人生を変えた言葉

崔 友本枝

今日の心の糧イメージ 「わたしはあなたが生まれたとき、本当に喜んだ」。

22歳の時、私はお祈りの中でこの言葉を聞きました。それまで自分の存在を否定的に考え、自分は生きていていいのだろうかと絶えず疑問を感じていた私は、「神さまが私を望まれたから存在しているのだ!」と心の底から実感できたのです。嬉しくて後から後から涙があふれ、一晩中眠れませんでした。「神さま、ありがとう。ありがとう、神さま」と言って感謝していると朝になりました。

このとき以来、私の人生は喜びに変わりました。ガリガリにやせていた私はおいしく食事をとれるようになり、些細なことでもよく笑うようになったのです。苦手だった歌も大好きになりました。その上、聖書を読みたくてたまらず、むさぼるように通読しました。

私は神に喜ばれ、神のお望みで私は存在するのだとわかった日から、神さまをもっと深く知りたくなったのです。そのうちに「神は存在するすべてのものを愛している」(参・知恵の書11・26)特に、人間は神に例外なく愛されている、と徐々に感じられるようになりました。それをわからせてくださったのは、聖書に書かれているあのイエスなのです。

 

歴史の中に入り込まれた実在の人物、ナザレのイエスは、十字架にかかり、死んで、3日目に復活されました。そして、今も本当に生きておられるのです。どの時代においてもキリスト教徒は迫害されました。どれほどひどい目にあい、殺されても、イエスが復活し今も生きておられること、私たちの魂の救いは、この方を信じ、愛することによってなされることを述べ伝えてやみませんでした。

それは今も同じです。私がイエスから言葉を聞いてからもう30年がたちましたが、神の言葉は今も私を支えています。


1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11