人のいのちは、母親の胎内でおよそ九ヶ月間育てられます。その間子供は、母親の心臓の鼓動を聞いたり、母親の喜びや怒りや緊張などをじかに感じとったりします。そして生ま...
人のいのちは、母親の胎内でおよそ九ヶ月間育てられます。その間子供は、母親の心臓の鼓動を聞いたり、母親の喜びや怒りや緊張などをじかに感じとったりします。そして生ま...
かつての教え子が、長男を連れて会いにきてくれました。玄関先で、母親のあとからスリッパに履き替えた子供は、くるりと後ろに向きを変えると、小さな手で自分の靴をおき直...
最近の日本では、甘やかされて我慢することを教えられずに育った子供が、大人になって、思い通りにならない現実を直視出来ず、暴力を振るってしまう、というケースが、目に...
例えば、座右の銘とか、両親からの言い伝えなど、もしかするとこの世で生活している一人一人は、生きていく上で大切な言葉を心に抱いているかもしれません。「一期一会」と...
傘寿の坂を超えて自分の半生を振り返ると、何と想定外に事が進み、予想もしない道を歩んできたことかと思います。長女をカトリック幼稚園に入れたのがきっかけで、3ヶ月後...
「将来の目標ややりたいことがみつからないと悩んでいる若い人達に言いたいの。大丈夫よ、みんなそれぞれの人生にちゃんと用意されているのだから。わたしがいい見本よ」と...
人生の教訓。この言葉をインターネットで検索してみると、様々な検索結果が出てきました。齢を重ねた人生の大先輩が教えてくれた人生の教訓、人生の教訓にしたい名言集やキ...
人が生きる長い時間のことを、私たちは人生と呼んでいる。百年というまさに長い年月を生きる人もいれば、それに満たない人もいる。だが、たとえ数年でも、その人の生きる意...
私と妻が結婚する前、キューピットになってくれた親友の女性から、昨年、哀しい知らせが届きました。それは16年もの間、彼女の傍らにピッタリ寄り添い、息子のように苦楽...
人生をどういうふうにとらえ、考えるかは、個々人によって違うと思います。そして、何が良くて、どっちが優れているかは、その個人の価値判断によることでしょう。わたしは...
私が今、ここに生きていて、毎日、感謝のうちに暮らせるのは、長崎県五島福江新栄町のあの家があったからだ。今から53年前に福江大火で類焼し、影も形もないが、私の心の...
母の人生の教訓は「ダメなものはダメ」から始まった。どの母親でもそうだと思うが、娘の幸福な結婚を人一倍願っていた。母は敬虔なキリスト教徒として人生の後半を生きたけ...
神父として数々の失敗を重ねる中で近ごろ身に染みて思うのは、「物事が自分の思った通りにならないとき、腹を立てても始まらない」ということだ。思った通りにならない現実...
私は、自分にとって教訓と言えるような、どこか重みのある話を思い出してみようと努めてみました。そうして何十年ぶりかで思い出したのが、多分親に教わった昔話、うっかり...
不安を抱えながら生きるのが人間の定めのようですが、その不安の取り扱い方を知らないと無駄な苦しみが激増するようです。理想を高く掲げれば掲げるほど、その不安感も大き...
聖書のなかでイエスは、「あなたが赦せば神様もあなたを赦す」(参:マタイ6・14)と話されました。中学生のとき初めてそこを読み、赦されるために赦すのは交換のようで...