この風景を見ながら私はふと或る事に気付きました。
私は何とせっかちな人間だろう、と。理想が実現するのは、どんな場合でも「時」があることを忘れていたようです。
こんなに努力したから、もうそろそろ実現していいはず、そう考えた私は、早急に焦って、手を打ちました。それが失敗の原因だったのです。神様に文句を言い、友人知人の支援にすら文句を言っていました。5人兄弟の末っ子の私の悪いくせが、まだあるようです。
野川のあの白鷺のように静かに時を待とうとしみじみおもいました。あの白鷺のように静かに立っていると、野鴨のように煩い人々、周囲で騒ぎたてる人々もいますが、慌てることなく、あせる事なく、神様を恨むことなく、しずしずと時を待とうと反省しました。
野川の白鷺が豊かな人生の教訓を示唆してくれました。