私の学校のある若い先生が1人の生徒に注意をし始めた時のことでした。その生徒が少し斜めを向いて先生から視線がそれていることを見逃しませんでした。そのことを指摘し、...
私の学校のある若い先生が1人の生徒に注意をし始めた時のことでした。その生徒が少し斜めを向いて先生から視線がそれていることを見逃しませんでした。そのことを指摘し、...
極限時に於ける愛の実践の代表者はイエズスさまであるし、あとコルベ神父さまが続く。他人のために命を投げ出すなど、凡人の私にはとうてい出来そうにない。私が最近よく思...
ちょっとしたことでも腹を立てて暴言を吐いたり、理由もなく周りの人に当たり散らしたりする人は、どこの世界にもいるようだ。そう言うわたし自身も、そんな人になっている...
あるラジオの対談番組を聞いていたら、こんな質問が耳に入ってきました。「地球上で生息している動物のうちもっとも個体数が多く繁栄しているものはなんだと思いますか? ...
楽しい集まりの中での突然の爆発、思いもよらない日常生活に無数の銃弾が撃ち込まれ、人々は血まみれになって倒れてゆく・・・近頃増えている恐ろしい光景です。ところで、...
戦後、東京の言問橋のそばに「アリの街」と呼ばれる一帯がありました。廃品回収を仕事とする人々が、助け合いながら共に暮らしていたのです。北原怜子さんは洗礼を受けた1...
昨年の12月、教皇フランシスコが開幕を決断された「いつくしみの特別聖年」は、現代の報復が連鎖する世界の中で、非常にタイムリーな取り組みです。報復の連鎖は、旧約聖...
教皇フランシスコが選ばれたとき、というよりもあの方がご自分の名前として、フランシスコを選ばれたとき、本当に驚き、私は喜びで一杯になりました。アシジの聖フランシス...
新潟を訪ねた折、足を延ばして五合庵へ行ってきました。ここは晩年の良寛さんが過ごした場所です。五合庵の縁側に座って、紅葉した葉が1枚、1枚散っていくのを眺めていま...
「わたしたちのまなざしを、もっと真剣に(神の)いつくしみへと向ける」ようにと、フランシスコ教皇は、『いつくしみの特別聖年』を定められました。いつも人類の歴史の中...
祖父母と、父母、弟と私が同居することになった。私が小学校4年の時だ。祖母は12歳で母親に死なれ、親類に預けられ転々とした。祖母の愛読書は樋口一葉の小説1冊だけだ...
ローマ教皇といえば2千年の古い歴史があり、初代教皇ペテロは私の大好きな女優さんが演じた映画「クオ・バディス」にも登場しています。今の教皇は何と266代目です。人...
わたしは、神がいつくしみの愛をもって、わたしを愛しておられることをいつ実感したかというと、やはり受洗の直後でした。戦後、ある地方の教会でクリスマスの深夜、ほかの...
私はローマ法王のことをパパさまとお呼びしているが、フランシスコパパさまには、そのお顔、お姿、言動に、いつくしみの心があらわれている。パパさまになられた時、ふるさ...
「いつくしみの特別聖年」の公布と聞いて、心底うれしく思いました。現代人の考え方は、過去の人々よりいつくしみを忘れているのではないか、とのメッセージは自分自身への...
いつくしみ。辞書の大辞林で引くと「慈愛、恵み」。その中の慈愛の「慈」の字を聖書のソフトで検索すると、その大半が旧約聖書の詩編の中にありました。特に詩編136では...